スパイラルの現代的でユニークな建物は、建築物として国際的に知られているそうです。広々としたエントランスホール、ゆったりとした空間にお洒落なカフェ、その横と奥にギャラリーが広がり、スロープが3階へと続いています。レストラン、バー、多目的ホール、オフィスなども入っています。ああ、都会へ出て来たと実感させられる場所です。
カフェでランチにパスタを食べた後、その横で開催されていた展覧会へと進みました。デンマークの家具デザイナーの巨匠である、ハンス・ウェグナー(1914年~2007年)の椅子展です。
ハンス・ウェグナーは、生涯に500脚以上の椅子をデザインし、時代を超えて愛される数々の名作を生み出したそうです。会場にはその中から、60脚程の椅子が展示されていました。いろいろな椅子に出合うことができ、とても楽しかったので、いくつかご紹介したいと思います。
1948年 シェルチェア
1951年 イージーチェア
1958年 ダイニングチェア
1984年 イージーチェア
中には、座り心地を試すことのできる椅子もありました。私もいくつかに腰を下ろしてみたのですが、どれも驚く程心地良く落ち着きます。
私が一番欲しくなってしまった椅子は、背もたれがハンガーになっているこちらです。とても愛嬌があり、ひとつ置くだけで元気が出そうです。
ハンス・ウェグナーは、技術的に優れたデザイナーですが、その技術や見かけの美しさのみを追い求めるのではなく、時代の流れに柔軟に適応し、機能的に優れ、なおかつ美しい椅子を生み出したというところが素晴らしいです。
さて、ハンス・ウェグナーの椅子と比べることは出来ませんが、Douce Franceにもお客様をお迎えするために、椅子が2種類あります。フィリップと選んだ飛騨・高山の家具です。素材はくるみで、木の素材感とぬくもりを感じることのできる椅子です。手触り、はんなりとしたフォーム、そして座り心地で選びました。
早いもので、今日で9月も終わりですね。10月から、いよいよDouce Franceの活動開始です。どんな人たちがこれらの椅子に座ってくださるでしょうか。新しい出会いを楽しみに思う朝であります。
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