昨日の「Douce France 特別企画 ガレット・デ・ロワとシャンパンを楽しむ会」のお知らせの中でもご紹介しましたが、ガレット・デ・ロワの中にはひとつだけ、フェーヴが入っています。フェーヴは"fève" で「ソラマメ」のことです。もともとこの公現節のお菓子の中には本物のフェーヴ、つまりソラマメが入れられていたそうです。1870年ころから、陶製の人形を入れるようになったと読みました。
以前当たったフェーヴの中にも、人をかたどったものがいくつかありました。ある年のフェーヴの写真がこちらです。なんだかわからず、大笑いしてしまうような代物もありました。
こちらはパン屋さんで買ったガレット・デ・ロワに入っていたフェーヴと王冠です。プラスチック製でどこかの景色が描かれていました。
こちらは陶器の王冠フェーヴです。とても素敵でした。
そしてこちらは陶器のマカロンのフェーヴです。可愛くて美味しそうで、思わず食べてしまいたくなる程でしたよ。
毎年新作のフェーヴがたくさん登場しているようです。伝統的なフェーヴからはどんどん遠ざかってしまっており、「こんなものはフェーヴとは言えない!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私は新しいもの好きなので、大歓迎です。
さて、いよいよ大晦日ですね!2013年、みなさま、どうもありがとうございました。2014年も、Douce Franceをどうぞよろしくお願いいたします。来る年もみなさんにとって健康で良い年となりますようにと願う、大晦日のお昼前であります。
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2013年12月31日火曜日
2013年12月30日月曜日
Douce France 特別企画 ガレット・デ・ロワとシャンパンを楽しむ会
先日こちらでご紹介したように、フランスでは1月になると、パティスリーやパン屋さん、スーパーなどにガレット・デ・ロワというお菓子が賑やかに並びます。フランジパーヌ入りのものが主流ですが、最近は林檎、洋梨やチョコレートなど、お店によってさまざまな種類があります。中にひとつ入っているフェーヴもお店によって違い、どんなものが出て来るのか楽しみです。
今年の1月もノルマンディで、いろいろな種類のガレット・デ・ロワを味わいました。毎年、当てたフェーブは母に送っていたのですが、今年当てたフェーヴは現在のところ飾り棚に並べてあります。カップケーキ型の陶器の可愛いフェーヴです。
さて、Douce Franceでは、来年1月の特別企画として「ガレット・デ・ロワとシャンパンを楽しむ会」を開催する予定です。フィリップの手作りのガレット・デ・ロワを食べながら、美味しいシャンパンを召し上がって頂きたいと思います。開催日は下記の3回の予定となっております。ご都合の良い日に是非いらしてください。
特別企画「ガレット・デ・ロワとシャンパンを楽しむ会」
フィリップの手作りガレット・デ・ロワ(林檎とチョコレート入り)を食べながら、美味しいシャンパンを!エスプレッソかお紅茶付きです。
ガレット・デ・ロワやシャンパンがお好きな方、
Douce Franceってどんな雰囲気なのか知りたい方、
日仏交流にご興味のある方、
フランス語をやってみたいと思っている方、
四分の一の確立でフェーヴを当てて、王様あるいは王女様になりたい方、
日常を離れて気分転換してみたい方 など
どうぞお気軽にお出かけください。
ご予約の際は、下記連絡先へご都合の良い日にちと人数をお知らせください。
Douce France
なお、申し訳ありませんが、募集人数が定員に満たない場合には、延期またはキャンセルさせて頂くことがあります。また、年始から1月9日頃までは電話がつながらないことがあるかと思いますので、メールでのご予約をお願いいたします。この特別企画でみなさんにお会いするのが楽しみな、月曜日の朝であります。
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今年の1月もノルマンディで、いろいろな種類のガレット・デ・ロワを味わいました。毎年、当てたフェーブは母に送っていたのですが、今年当てたフェーヴは現在のところ飾り棚に並べてあります。カップケーキ型の陶器の可愛いフェーヴです。
さて、Douce Franceでは、来年1月の特別企画として「ガレット・デ・ロワとシャンパンを楽しむ会」を開催する予定です。フィリップの手作りのガレット・デ・ロワを食べながら、美味しいシャンパンを召し上がって頂きたいと思います。開催日は下記の3回の予定となっております。ご都合の良い日に是非いらしてください。
特別企画「ガレット・デ・ロワとシャンパンを楽しむ会」
フィリップの手作りガレット・デ・ロワ(林檎とチョコレート入り)を食べながら、美味しいシャンパンを!エスプレッソかお紅茶付きです。
開催予定日 2014年1月21日(火)、1月23日(木)、1月25日(土)
時間 15時より
場所 Douce France
料金 お一人様3,000円
募集人数 一日4名様まで
ガレット・デ・ロワやシャンパンがお好きな方、
Douce Franceってどんな雰囲気なのか知りたい方、
日仏交流にご興味のある方、
フランス語をやってみたいと思っている方、
四分の一の確立でフェーヴを当てて、王様あるいは王女様になりたい方、
日常を離れて気分転換してみたい方 など
どうぞお気軽にお出かけください。
ご予約の際は、下記連絡先へご都合の良い日にちと人数をお知らせください。
Douce France
〒039-1113
青森県八戸市西白山台1丁目10-7
Mami & Philippe Soubré (Yoshizawa)
なお、申し訳ありませんが、募集人数が定員に満たない場合には、延期またはキャンセルさせて頂くことがあります。また、年始から1月9日頃までは電話がつながらないことがあるかと思いますので、メールでのご予約をお願いいたします。この特別企画でみなさんにお会いするのが楽しみな、月曜日の朝であります。
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2013年12月29日日曜日
ハンガー・ゲーム2
金曜日の夜、映画「ハンガー・ゲーム2」をフィリップと観に行って来ました。
フランスではすでに先月公開され、マリオンとエマが観て「とても良かった。」と感想を聞かせてくれていました。こちらがフランス語版のポスターです。
彼女たちとフィリップは、原作となったスーザン・コリンズの小説3部作を以前読んでおり、映画化されるのを楽しみに待っていたものです。昨年公開された第一作目は4人で、シェルブールの映画館へ観に行きました。私は原作を読んでいませんし、「バトル・ロワイアル」を思わせる一作目の映画にはそれ程惹かれませんでしたが、今回の2作目はとても面白く観ました。「単なるアメリカのSFアクション映画」に留まりません。一作目よりも2作目の方が良いと感じさせられる映画は、珍しいのではないでしょうか。
主人公カットニス役を演じる米女優ジェニファー・ローレンスが凛とした美しさを増し、惚れ惚れとしました。彼女は今年からディオールのバッグコレクション「ミス・ディオール」のモデルとしても活躍し、「ハンガー・ゲーム」とは全く違った魅力を見せてくれています。
全世界で公開されているこの映画の、さまざまな言語ポスターを見比べてみました。
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フランスではすでに先月公開され、マリオンとエマが観て「とても良かった。」と感想を聞かせてくれていました。こちらがフランス語版のポスターです。
主人公カットニス役を演じる米女優ジェニファー・ローレンスが凛とした美しさを増し、惚れ惚れとしました。彼女は今年からディオールのバッグコレクション「ミス・ディオール」のモデルとしても活躍し、「ハンガー・ゲーム」とは全く違った魅力を見せてくれています。
全世界で公開されているこの映画の、さまざまな言語ポスターを見比べてみました。
ドイツ語版
韓国語版
タイ語版
スペイン語版
英語版
中国語版
全世界で大ヒットを飛ばしているようですが、封切日の劇場はがら空きで、私達以外にはアメリカ人のカップルが数組だけでした。彼らがみな、大きなポップコーンとコーラを手にしていたので可笑しくなってしまいました。
それにしても、久しぶりに日本の映画館で、日本語の字幕付きで映画を観ることができて嬉しかったです。フランスでは大半の作品をフランス語吹き替えにしてしまうため、作品を100パーセント理解することができなかったのです。良い気分転換になるので、日本でも時々二人で映画館へ出かけたいと思っています。結局大掃除はせずに終わってしまいそうな、2013年最後の日曜日の夕方であります。
2013年12月28日土曜日
雪かき
今朝起きて寝室のカーテンを開けると、外が一面真っ白になっており、思わず歓声を上げてしまいました。
太陽に照らされて、雪化粧をした木々がとても美しい朝でした。
家の中から眺めている分には綺麗で良いのですが、雪かきをしなくてはなりません。二人で完全武装して、アプローチ、駐車場、前の歩道の雪片付けをしました。フィリップにとっては日本で初めての雪かきです。
アプローチがかなり長いので、時間も体力も要する仕事です。私は日頃の運動不足がたたり、足腰がギシギシと悲鳴を上げました。先日再会の折、冬は一日3回雪かきをすると言っていた、秋田在住の友達の真紀子ちゃんのことを思いながらがんばりました。
雪の日のお出かけや、雪かきに便利なのが、冬に入る前に見つけたingのビニール製ブーツです。機能的には作業用の長靴と同じですが、それよりはちょっとお洒落なので気に入っています。
さて、一時間程の雪かきの後、三沢に暮らす母のところまで車を走らせて来ました。八戸がこれだけ降ったのだから、三沢はさぞや積もっていることだろうと覚悟して行ったのですが、拍子抜けする程少なかったです。こういうこともあるのですね。
実家の軒先に干し柿が吊るしてありました。先日「柿の収穫」でご紹介した、私達の庭の柿です。干し柿を吊るすためにわざわざバーを取り付けてもらったようです。
フィリップが芸術的だと喜んで、こちらのアングルでも写真を撮っていました。ただし、食べてみたくはないそうです。
今日は、話に聞いていた通り、「白山台は丘の上なので、八戸の街中に比べて雪の量が多い。」ということを実感した日でした。白山台の冬はまだ始まったばかりです。長い冬を楽しく過ごすことができるよう、いろいろと工夫できたらと思う、土曜日の夕方であります。
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太陽に照らされて、雪化粧をした木々がとても美しい朝でした。
10cmから15cm位は積もったようですよ。
アプローチがかなり長いので、時間も体力も要する仕事です。私は日頃の運動不足がたたり、足腰がギシギシと悲鳴を上げました。先日再会の折、冬は一日3回雪かきをすると言っていた、秋田在住の友達の真紀子ちゃんのことを思いながらがんばりました。
雪の日のお出かけや、雪かきに便利なのが、冬に入る前に見つけたingのビニール製ブーツです。機能的には作業用の長靴と同じですが、それよりはちょっとお洒落なので気に入っています。
さて、一時間程の雪かきの後、三沢に暮らす母のところまで車を走らせて来ました。八戸がこれだけ降ったのだから、三沢はさぞや積もっていることだろうと覚悟して行ったのですが、拍子抜けする程少なかったです。こういうこともあるのですね。
実家の軒先に干し柿が吊るしてありました。先日「柿の収穫」でご紹介した、私達の庭の柿です。干し柿を吊るすためにわざわざバーを取り付けてもらったようです。
フィリップが芸術的だと喜んで、こちらのアングルでも写真を撮っていました。ただし、食べてみたくはないそうです。
今回は母に、ちょっと遅いクリスマスプレゼントを届けに行ったのですが、またお寿司をご馳走になってしまいました。大好きな大竹寿司さんの特上ちらし寿司です。お吸い物、酢のもの、茶碗蒸しなども付きます。フィリップも同じものを平らげました。
三沢からの帰り道は結構道路が凍結しているところがあり、2箇所で事故車を見かけました。車が大破していたので、運転していた方たちが心配です。これからは本当に運転に気をつけなくてはと思います。とはいえ、実は私は日本へ戻って来てからの約7ヶ月間、まだ一度も運転していないのです。フィリップがいつもハンドルを握ってしまい、私の出る幕がないのです。
今日は、話に聞いていた通り、「白山台は丘の上なので、八戸の街中に比べて雪の量が多い。」ということを実感した日でした。白山台の冬はまだ始まったばかりです。長い冬を楽しく過ごすことができるよう、いろいろと工夫できたらと思う、土曜日の夕方であります。
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2013年12月27日金曜日
ガラスのワイン栓
久しぶりにDouce FranceのHPのブティックのページを更新しました。先日入荷のお知らせをしたゲランドの塩の花も掲載しましたので、お時間のある時に覗いてみてくださいね。
ゲランドの塩の花以外に、まだ少しだけ残っているのが、ガラスの飾りの付いた美しいワイン栓です。7種類、10個程度あったのですが、4種類は売り切れてしまいました。シェルブールの、いつも通っていたワインのカーヴで選んで運んで来た、まさにフランス直輸入商品です。
人気があったのがこちら、向かって右の葡萄の飾りのものです。この写真の緑の外に、オレンジ色の葡萄も好評でした。
まだかろうじて手元に残っているのが、こちらの3種類です。
写真では魅力を100%お伝えできずに残念なのですが、光にかざすと美しいフォームが際立ちます。ワイン栓としてだけでなく、飾りとして窓際に置いてみたりしてもいいのではないかと思います。お友達や家族へのちょっとしたプレゼントにも、いかがでしょうか。
現在、ブティックが在庫切れ表示ばかりで申し訳ないです。フランスのどんな商品をみなさんに喜んでいただけるのか、少しずつ勉強しながら、魅力的な新商品を仕入れて行きたいと思っております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
ガラスのワイン栓をうっとりと眺めながら、前が見えているのかどうだかよくわからないカーヴのマスコット犬のことを思い出す、金曜日の朝であります。
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ゲランドの塩の花以外に、まだ少しだけ残っているのが、ガラスの飾りの付いた美しいワイン栓です。7種類、10個程度あったのですが、4種類は売り切れてしまいました。シェルブールの、いつも通っていたワインのカーヴで選んで運んで来た、まさにフランス直輸入商品です。
人気があったのがこちら、向かって右の葡萄の飾りのものです。この写真の緑の外に、オレンジ色の葡萄も好評でした。
まだかろうじて手元に残っているのが、こちらの3種類です。
写真では魅力を100%お伝えできずに残念なのですが、光にかざすと美しいフォームが際立ちます。ワイン栓としてだけでなく、飾りとして窓際に置いてみたりしてもいいのではないかと思います。お友達や家族へのちょっとしたプレゼントにも、いかがでしょうか。
現在、ブティックが在庫切れ表示ばかりで申し訳ないです。フランスのどんな商品をみなさんに喜んでいただけるのか、少しずつ勉強しながら、魅力的な新商品を仕入れて行きたいと思っております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
ガラスのワイン栓をうっとりと眺めながら、前が見えているのかどうだかよくわからないカーヴのマスコット犬のことを思い出す、金曜日の朝であります。
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2013年12月26日木曜日
クリスマスにガレット・デ・ロワ
フランスではクリスマスに、ブッシュ・ド・ノエルという切り株型のケーキを食べるのが楽しみでした。シェルブールのお気に入りのパティスリーを2軒見比べて、どちらのどのケーキにするかと迷ったものです。今年、日本で初めて二人で迎えるクリスマスのケーキはどうしようかと思っていたら、フィリップがガレット・デ・ロワを作ると言い出しました。
ガレット・デ・ロワとは、「東方の三博士のガレット」という意味で、1月6日の公現祭の日に食べるお菓子です。公現祭というのは、東方の三博士がキリストの生誕を祝って訪問した日を祝うキリスト教の祭日だそうです。フランスでは年が明けると共に、パティスリーやパン屋さん、スーパーなどに、このガレット・デ・ロワが賑やかに並びます。中にひとつフェーヴが入っており、それが当たった人は金色の紙の王冠を頭に、王様あるいは王女となってみんなの祝福を受けることができます。
私達もこの習慣にあやかって、1月にはいろいろなお店のガレット・デ・ロワを買い、食べ比べていました。カスタードクリームとアーモンドクリームを合わせたフランジパーヌ入りのものが主流ですが、近年では、林檎、洋梨、チョコレートなど、さまざまな種類のものがあります。
フィリップが昨日焼いたのは、紅玉林檎とチョコレートのガレット・デ・ロワでした。丹念に作った折パイがさくさくとして、とても美味しかったです。
フランスでは、大抵いつも私がフェーヴを当てたものです。マリオンやエマがまだ小さい頃からしょっちゅう、私に切り分けられたガレットにフェーヴが当たってしまいました。がっかりする娘たちの横で、「やまとなでしこ、無欲の勝利なり!」と高らかに笑ったものです。今回もそうに違いないと思っていたのですが、日本ではフェーヴ運が尽きたのか、フィリップが当ててしまいました。
デザートのご紹介が先になってしまいましたが、クリスマスのメインの方はシンプルに、フィリップのロックフォールと胡桃の手打ちパスタでありました。セモリナ粉をこねて作った手打ちパスタはもちもちとしてたまらない美味しさでした。
あまりクリスマスらしくはありませんでしたが、前日にle mouron des oiseaux (ル・ムロン・デ・オワゾ) でクリスマス・メニューを頂いてすっかり満足したので、おなかには程よい感じでした。
アペリティフ、食事、デザートと、通して楽しんだのはヴーヴ・クリコのロゼ・シャンパンです。これは先日の特別企画「シャンパンを楽しむ会」でもご紹介したものです。
ガレット・デ・ロワとシャンパンの相性は抜群です。Douce Franceでは、来年、この組み合わせで何か楽しい企画をしたいと考えています。また決まり次第お知らせしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
クリスマスを終え、ちょっと気の抜けたシャンパンのような気分の、木曜日の朝であります。
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ガレット・デ・ロワとは、「東方の三博士のガレット」という意味で、1月6日の公現祭の日に食べるお菓子です。公現祭というのは、東方の三博士がキリストの生誕を祝って訪問した日を祝うキリスト教の祭日だそうです。フランスでは年が明けると共に、パティスリーやパン屋さん、スーパーなどに、このガレット・デ・ロワが賑やかに並びます。中にひとつフェーヴが入っており、それが当たった人は金色の紙の王冠を頭に、王様あるいは王女となってみんなの祝福を受けることができます。
私達もこの習慣にあやかって、1月にはいろいろなお店のガレット・デ・ロワを買い、食べ比べていました。カスタードクリームとアーモンドクリームを合わせたフランジパーヌ入りのものが主流ですが、近年では、林檎、洋梨、チョコレートなど、さまざまな種類のものがあります。
フィリップが昨日焼いたのは、紅玉林檎とチョコレートのガレット・デ・ロワでした。丹念に作った折パイがさくさくとして、とても美味しかったです。
フランスでは、大抵いつも私がフェーヴを当てたものです。マリオンやエマがまだ小さい頃からしょっちゅう、私に切り分けられたガレットにフェーヴが当たってしまいました。がっかりする娘たちの横で、「やまとなでしこ、無欲の勝利なり!」と高らかに笑ったものです。今回もそうに違いないと思っていたのですが、日本ではフェーヴ運が尽きたのか、フィリップが当ててしまいました。
デザートのご紹介が先になってしまいましたが、クリスマスのメインの方はシンプルに、フィリップのロックフォールと胡桃の手打ちパスタでありました。セモリナ粉をこねて作った手打ちパスタはもちもちとしてたまらない美味しさでした。
あまりクリスマスらしくはありませんでしたが、前日にle mouron des oiseaux (ル・ムロン・デ・オワゾ) でクリスマス・メニューを頂いてすっかり満足したので、おなかには程よい感じでした。
アペリティフ、食事、デザートと、通して楽しんだのはヴーヴ・クリコのロゼ・シャンパンです。これは先日の特別企画「シャンパンを楽しむ会」でもご紹介したものです。
ガレット・デ・ロワとシャンパンの相性は抜群です。Douce Franceでは、来年、この組み合わせで何か楽しい企画をしたいと考えています。また決まり次第お知らせしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
クリスマスを終え、ちょっと気の抜けたシャンパンのような気分の、木曜日の朝であります。
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2013年12月25日水曜日
le mouron des oiseaux (ル・ムロン・デ・オワゾ) でクリスマス・メニュー
みなさん、メリークリスマス!ご存知の方も多いと思いますが、フランス語では「メリークリスマス」は"Joyeux Noël" で、発音をあえてカタカナで書くとすると「ジョワイユ ノエル」となります。
昨晩は、ご近所東白山台のle mouron des oiseaux (ル・ムロン・デ・オワゾ) さんでクリスマス・メニューを頂いて、二人でイヴをお祝いしました。
アミューズ・ブッシュは「バターナッツのピューレとコンソメのジュレうにのせ」とメニューにありました。ところが、私達が以前お店で似たものを食べたことがあるのでと、ラングスティンヌのグリエを出してくださったのです。学シェフの粋な計らいに、感激しました。大好きなラングスティンヌをフランスではよく食べたものですが、日本では初めてでした。
続いては「ズワイガニと甘えびのタルタル」です。ズワイガニがたっぷり使われていて、蟹好きのフィリップにはたまらない一皿でした。卵の黄色と芽キャベツの鮮やかな緑、蟹と甘えびの赤が華やかで美しかったです。
そしてこちらが絶品!「ふじもり農園の根セロリのカプチーノとフォアグラのポアレ、ソースバルサミコ」です。
二人で味わいながら、何度も唸ってしまいました。実に美味しかったです。
お料理に合わせて選んだのは、ブルゴーニュのクレマンです。好みの辛口で、お料理ととてもよく合い、しゅわしゅわとお祭り気分を盛り立ててくれました。
お魚料理は「真鯛のグリエ」です。グリエされて香ばしい真鯛と、お魚からだしを取ったという味わい深くスープをスプーンですくって頂きました。
お肉料理は「ヴァンデ産の鴨のグリエ プティ野菜添え」です。ヴァンデとは、フランスのペイ・ド・ラ・ロワール地域の県の名前です。鴨の焼き加減が抜群でした。ネギや人参などその他の色とりどりの野菜も、ほど良く焼かれて甘みを増して最高でした。
そして最後のデザートは「ヨーグルトソルべ苺添え」です。冷たくさっぱりとした甘さのヨーグルトのソルべと苺の美味しさのハーモニーがとても心地よかったです。
大満足のクリスマス・メニューを平らげ、カヌレとエスプレッソで締めくくりました。いろいろな話をしながら食べていたのですが、フィリップの娘のマリオンとエマの話題になって、なぜか私の目から大粒の涙がこぼれました。フィリップにとって初めて、母国や娘たちと遠く離れたクリスマスです。心の底ではさぞ寂しい思いをしているだろうと思ったり、小さい頃からの彼女たちとの心のふれあいを急に思い出してしまったせいのようです。フィリップが慌てて「僕がいじめているみたいに見えるから、泣かないで。」とおどけるので、最後は泣き笑いになりました。
お店は満杯で、比較的若いカップルたちや家族連れで賑わっていました。お忙しい中、シェフの学さんや奥様の優子さんが話しかけてくださって嬉しかったです。こんなに美味しい本格フレンチ・レストランですから、これからますます流行ってお忙しくなることと思います。人手が足りず、学さんのジビエ料理などの手助けをしてくれる料理人をお探しとのことです。どなたか良い人が早く見つかりますように!
le mouron des oiseaux (ル・ムロン・デ・オワゾ)
昨晩は、ご近所東白山台のle mouron des oiseaux (ル・ムロン・デ・オワゾ) さんでクリスマス・メニューを頂いて、二人でイヴをお祝いしました。
アミューズ・ブッシュは「バターナッツのピューレとコンソメのジュレうにのせ」とメニューにありました。ところが、私達が以前お店で似たものを食べたことがあるのでと、ラングスティンヌのグリエを出してくださったのです。学シェフの粋な計らいに、感激しました。大好きなラングスティンヌをフランスではよく食べたものですが、日本では初めてでした。
続いては「ズワイガニと甘えびのタルタル」です。ズワイガニがたっぷり使われていて、蟹好きのフィリップにはたまらない一皿でした。卵の黄色と芽キャベツの鮮やかな緑、蟹と甘えびの赤が華やかで美しかったです。
そしてこちらが絶品!「ふじもり農園の根セロリのカプチーノとフォアグラのポアレ、ソースバルサミコ」です。
二人で味わいながら、何度も唸ってしまいました。実に美味しかったです。
お料理に合わせて選んだのは、ブルゴーニュのクレマンです。好みの辛口で、お料理ととてもよく合い、しゅわしゅわとお祭り気分を盛り立ててくれました。
お魚料理は「真鯛のグリエ」です。グリエされて香ばしい真鯛と、お魚からだしを取ったという味わい深くスープをスプーンですくって頂きました。
お肉料理は「ヴァンデ産の鴨のグリエ プティ野菜添え」です。ヴァンデとは、フランスのペイ・ド・ラ・ロワール地域の県の名前です。鴨の焼き加減が抜群でした。ネギや人参などその他の色とりどりの野菜も、ほど良く焼かれて甘みを増して最高でした。
そして最後のデザートは「ヨーグルトソルべ苺添え」です。冷たくさっぱりとした甘さのヨーグルトのソルべと苺の美味しさのハーモニーがとても心地よかったです。
大満足のクリスマス・メニューを平らげ、カヌレとエスプレッソで締めくくりました。いろいろな話をしながら食べていたのですが、フィリップの娘のマリオンとエマの話題になって、なぜか私の目から大粒の涙がこぼれました。フィリップにとって初めて、母国や娘たちと遠く離れたクリスマスです。心の底ではさぞ寂しい思いをしているだろうと思ったり、小さい頃からの彼女たちとの心のふれあいを急に思い出してしまったせいのようです。フィリップが慌てて「僕がいじめているみたいに見えるから、泣かないで。」とおどけるので、最後は泣き笑いになりました。
お店は満杯で、比較的若いカップルたちや家族連れで賑わっていました。お忙しい中、シェフの学さんや奥様の優子さんが話しかけてくださって嬉しかったです。こんなに美味しい本格フレンチ・レストランですから、これからますます流行ってお忙しくなることと思います。人手が足りず、学さんのジビエ料理などの手助けをしてくれる料理人をお探しとのことです。どなたか良い人が早く見つかりますように!
le mouron des oiseaux (ル・ムロン・デ・オワゾ)
〒039-1111 八戸市東白山台3-1-1
0178-51-8727 ほろ酔いの帰りは、申し訳ないほど近いのですがサニー代行さんで。 |
今から思えば、あれはお料理の美味しさから出た、感激の涙だったのではないかと思います。写真を見ながら、そうに違いないと確信する、クリスマスの朝であります。みなさん、どうぞ楽しいクリスマスを!
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2013年12月24日火曜日
フランス人によるクリスマス弁当
以前「フランス人を魅了する『弁当』」で書いたように、フランスでは日本のお弁当人気が高く、自分で作ってブログで公開したり、コンテストに応募したりするフランス人が結構居るようです。クリスマス・イヴの今日は、そんなフランスのクリスマスのお弁当をご紹介しましょう!
最初のお弁当は、パリ郊外の"Marabout" というサイトが紹介していたお弁当で、作り方なども詳しく掲載してありました。そのフランス語レシピには、"nori" "tofu" "shiitake" などの言葉が登場しています。
そして、このジュリーのブログ"Hello Bento" に、彼女が企画・募集したコンテストの中から、トップ3に選ばれたクリスマスのお弁当の写真が掲載されていました。
一番人気があったのはマリーのお弁当だそうです。絵のようなお弁当ですね。
2番目はアレクシスという男性の手によるお弁当だそうです。このアレクシスは、実はジュリーの彼氏なのだそうで、ジュリーがブログで大喜びしていました。
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最初のお弁当は、パリ郊外の"Marabout" というサイトが紹介していたお弁当で、作り方なども詳しく掲載してありました。そのフランス語レシピには、"nori" "tofu" "shiitake" などの言葉が登場しています。
Réalisé par "Marabout"
次のお弁当はジュリーという女の子によるお弁当です。彼女のブログによると、当初サンタはトーストと鴨のムース、高級な海苔を使ったものとなる予定だったそうです。カッターで丹念に海苔を切ったりしたものの失敗してしまい、こうなってしまったとありました。よく見るとサンタの帽子はサラミ・ソーセージのようです。
そして、このジュリーのブログ"Hello Bento" に、彼女が企画・募集したコンテストの中から、トップ3に選ばれたクリスマスのお弁当の写真が掲載されていました。
一番人気があったのはマリーのお弁当だそうです。絵のようなお弁当ですね。
Réalisé par Marie ("Hello Bento")
2番目はアレクシスという男性の手によるお弁当だそうです。このアレクシスは、実はジュリーの彼氏なのだそうで、ジュリーがブログで大喜びしていました。
Réalisé par Alexis ("Hello Bento")
そして3番目が、こちらのジョーの賑やかなお弁当です。
Réalisé par Jo ("Hello Bento")
こうしてお弁当を作っているフランス人たちには、日本の食文化ばかりでなく、漫画、アニメが好きだという人が多く、自らを"Otaku" と称していたりします。お味の程はよくわかりませんが、それぞれ個性的で、クリスマス気分満載の楽しいお弁当ですよね!フランス人たちが自由な発想で伸び伸びと作ったお弁当を見てにやける、イヴの午後であります。
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