雪の降る町にお住まいのみなさん、もう車のタイヤ交換はお済みですか?我が家ではフィリップが昨日ガレージで、せっせと
愛車Douce France(ドゥース・フランス)号に冬タイヤを装着していました。テラスのガーデニングテーブルや椅子、プランターやオリーブの木の鉢などもガレージへ運び込みました。これで概ね、今冬への準備は済んだようです。
そんな働き者の夫にと、私がごそごそとクローゼットの奥から出して来たのがこちら!
私の母がフィリップにプレゼントしてくれた半纏です。何年か前にもらったのですが、大切に仕舞い込んで、出すのをすっかり忘れておりました。
フィリップはとても心地よさそうに、家で着ております。フランス人のくせに、妙に和服が似合うので笑ってしまいます。
さて、LINEで母にお礼を伝えがてら写真を送ると「あら、懐かしい半纏!」と喜びました。実はこの半纏は、母が姑(私の祖母)に頼んで縫ってもらったものだそうです。生地は母が選んだそうで、表地は染物屋で買った染見本なんですって。また、裏の肩滑り(裏布)には母の羽織を使ったそうです。あぁ、道理で!
もとはと言えば父のために作ってもらった半纏だそうですが、まだ仕付け糸がついていたところを見ると、父が着ることはなかったようです。
姑から縫い方を習った母は、私にはウールの絣(かすり)半纏を作ってくれたものです。随分昔の話ですが、まだ大事に使っています。
世界に一枚だけの温もり。今は亡き祖母や父との思い出に耽る、日曜日の朝であります。
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