毎日暑いですね。みなさん、お元気ですか?地球温暖化による異常な暑さ。世界中に猛威を奮っており、今後どうなるのかと恐ろしくなります。
さて、ひと月ほど前だったか、いくらか過ごしやすい天候だったので、スギナがのびていた家の裏の草取りをいたしました。フィリップは小まめに庭の手入れをしてくれていますが、私が庭仕事をするのはとても珍しいことでございます。
張り切りましたが小一時間程やっただけでへとへとになり、続きは翌日に持ち越し。で、2日目は途中で調子が悪くなり、裏庭をすっかり綺麗にできぬまま、フィリップにバトンタッチしてしまいました。
その後、顔の左ほほのあたりに赤い湿疹のようなものができて、痒痛くてたまらない。虫刺されかもとオロナインを塗って様子をみているうちに、数日後にはなぜか、右側にも赤い斑点が広がってしまいました。大学の授業へはすっぴんで行き、マスクをつけてやり過ごせたものの、ひりひり痛いし、よくなる様子は全く見られませんでした。そんなわけで、諦めて重い腰を上げ、三沢市の皮膚科へ参りました。
先生によれば、なんと日焼けのせいだそうです。UVクリームを塗り帽子を被っても、私の日焼け対策は万全ではなかったようです。飲み薬と2種類の軟膏が出ました。すると、軟膏を塗り始めてすぐに効果が現れ、3日目の今日は顔全体の赤みがだいぶ薄くなりました。あぁ、こんなことなら、もっと早くに行けば良かった(あるある後悔)。
ところで、この皮膚科は現在二代目が継いでいらっしゃるのですが、先代の先生の時代にもお世話になったものです。名医として有名で、遠方から通う患者さんが居て、医院はいつも混み合っていました。
恰幅が良く厳つい顔つきだったその先代、低い声でしかも大声で患者さんたちをどなることでも知られていました。例えば、「先生、腕にブツブツができて腫れてるのだけれど、虫に刺されたのでしょうか?」などと言おうものならば、「原因を調べるのは私!あんたは黙って見せればいい!」と叫ばれるといった具合でした。中には、診察時にあまりにきつく言われて泣いてしまう女性も居た程です。カーテン越しに会話が筒抜けなので、中待合室の雰囲気は最悪でした。
弱いものイジメが大嫌いで怖いもの知らずの私。ある日先代に、そういう言い方はいかがなものか、もっと患者に思いやりを持って接して欲しいというようなことを静かにバシッと。すると、目を見開いてつくづく私を見つめ、そうですかといきなり意地悪顔をほころばせるではありませんか。もう何十年も前のことなので、会話の詳細は忘れてしまいましたが、以来私を「まみさま」で呼び、穏やかに話してくれるようになったんですよ。苦笑してしまう思い出です。
おまけの写真は我が家の小さな庭より、タイバジル、フランボワーズ、スイートバジル。