2013年12月9日月曜日

遊歩道の思い出 Buttes 編

以前、Maupertus-sur-Mer 編、Cap Lévi 編、 Le Vast 編で、ノルマンディ時代のお散歩の思い出について書きました。今日はその続編で、Buttes の10kmコースについてご紹介したいと思います。
 
コタンタン半島の、私達の住んでいた市(下地図A地点)から約50分程車を走らせたOcteville L'Avenel (B地点)のコースです。
 

いつものように、地図を持って、いそいそとでかけました。
 

駐車場に車を停め、出発地点のサン・マルタン教会を眺めました。12世紀から15世紀の建物だそうです。


コース入り口から、先が全く見えません。とてもそそられます。


脇にあるのは、古い井戸の跡です。


鼻歌を歌いながらご機嫌で歩きました。私は写真を撮り撮り、しょっちゅう立ち止まるので、フィリップが振り返ってはため息をついたものです。

大好きな蜻蛉を見つけました。見難いですが、黄色いお花にとまっているのがおわかりでしょうか?ノルマンディではあまり蜻蛉を見かけないので、とても嬉しかったです。


他にも何か昆虫が居るかもしれないと、きょろきょろしながら歩きました。このコースは、景色があまり変わらず、結構上ったり下りたりするので、ぜいぜいと息切れがしました。


比較的平坦な道となり、足取りも軽くなったところで、前方に何やら白い動物が見えました。
「あ、なにか居る!」と大喜びすると、フィリップが「あ、山羊だ。あのね、山羊は馬鹿だからね、気をつけるんだよ、マ・シェリ。」
「あははは、馬鹿なの?でも気をつけるって何を?」
「闇雲に攻撃してくることがあるから、目を合わせてはいけないよ。わかった?」
「うん、わかった。」


言われた通り、近づきながら見ないようにはしましたが・・・
「ね、でも、写真撮りたい。」
「え、だめだよ。」
「いやだ、撮りたい。」


離れたところからなら良いと、ため息をつきながら言われて撮った写真です。かなり立派な角です。横を通る時には目を合わせないようにしましたが、強烈な臭いに頭がくらくらとしたのを覚えています。

この日出合ったその他の動物は、牛、羊、馬たちでした。

 
 
8kmくらいの地点で、お弁当のサンドイッチを食べました。腰を下ろすところもなく、やっと見つけた木の切り株にへたり込んで食べました。
 
残りの2km余りをやっとの思いで歩きました。帰宅後シャワーを浴び、ご褒美にビールを飲みにでかけました。お散歩の後のビールはまた格別でした。
 
今でもあのコースの風景は全く変わらないだろうと思います。どこからか、古い教会の鐘の音が聞こえてくるような、穏やかな月曜日の朝であります。 
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