先日、こちらでいろいろなSpatule (スパチュル: へら)についてご紹介しましたが、今日はおたま編をお届けしたいと思います。日本ではよく、「レ―ドル」などと呼ばれているようですが、私にとっては馴染みがなく、日本語で「おたま」の方がしっくりと来ます。フランス語では "louche (ルーシュ)" となります。
それにしても、デザインや素材の違う、様々なおたまがありますよね。
ユニークなものでは、OTOTO(オトト)によるネッシーや、
OTOTO HPより
ぴちゃんと水音が聞こえて来そうなスパゲッティ用などがあります。
こちらの、なんとも優雅に佇むおたまは、日本人デザイナーによる、その名も「タテオタマ」だそうです。
h concept HPより
そうそう、"spatule" (スパチュル:へら)と同じように、"louche (ルーシュ)"にも別の意味があるんですよ。それは、「いかがわしい」「怪しい」「(色が)ぼやけた」など。フィリップは日常で怪しげなものを見かけるとよく、眉間にしわを寄せて "C'est louche!" (セ・ルーシュ!)と言っていますよ。
いかがわしくも、怪しくもなく、毎日健気に働く "louche (ルーシュ:おたま)" を慈しむ、土曜日の朝であります。
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