2025年8月21日木曜日

母に伝えたかったこと〜絵本探しの謎解き

母の命日だった昨日は「家猫見聞録」を読み返して、ひとりで笑い泣きしておりました。 2006年から2012年まで、母が一人暮らしの日常を時折綴っていたブログです。

2007年1月15日には、絵本の思い出を書いていました。以下、その日記をご紹介します。

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昨夜は久しぶりで5センチくらいの雪が積もったが、さんさんと陽が差して暖かい。そよ風が時折屋根雪を撒いている。中也の詩に「私の上に降る雪は、」と言うのがあったなぁ。医者にアレルギーの薬を貰いに行き、本棚の絵本に気が付いた。「しろいうさぎとくろいうさぎ」。真美が大好きな絵本だった。転校の度に溜まった本を学校に寄付して、その絵本も上げたら、「大好きだったのに。」とがっかりされて、又買い直した。

私にも、忘れられない絵本がある。表紙には切り株と帽子を被って駆けて行く女の子と、見送る栗鼠。切り株に忘れられた帽子を栗鼠が、「これ、あなたの?」と森の仲間に聞いて歩くお話。もう一冊は、開けてはいけない部屋、と言うのがあり、アラビア風な感じだった。手前の部屋のドアを開けると、小さな金貨の山と、大きな目玉の子犬。次の部屋にはもう少し多い金貨ともう少し大きな子犬、ドアを開ける度に金貨が増え犬が大きくなる。20年位前まで題も覚えていたのに、今はすっかり欠落した。出来るなら、もう一度手にしたいけれど、叶わぬ夢だよね。

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当時、兄は東京から、私はフランスからコメントを入れていましたが、二人とも、母が懐かしがるどちらの絵本にも思い当たることはなく、謎のまま終わっていたようでした。

昨日読み返し、そうだ、こんな時こそとChatGPT に聞いてみたところ、なんと、いとも簡単に2冊目の絵本が判明しました!

たぶんアンデルセン童話の『火打ち箱(The Tinderbox/火うちばこ)』です。物語の序盤で、兵士が3つの部屋(銅貨・銀貨・金貨)に入り、目玉のとても大きい犬が宝を守っている――という描写があり、開ける部屋ごとに貨幣の価値と犬の大きさ(目の大きさ)が増していきます。お書きの「金貨の山」「大きな目の犬」と一致します。 』

  • 『アンデルセンの童話1 親指姫』(福音館文庫)—「火打ち箱」を含む童話集(大塚勇三訳、イブ・スパング・オルセン絵)

副音書店HPより



いまさらわかっても遅いのですが・・・あぁ、生きているうちに伝えたかったなぁ。


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2025年8月15日金曜日

「季刊あおもりのき第24号(夏号)『青森ステンドグラス巡り』」に初エッセイを

昨日、青森県内の魅力的なステンドグラス情報がぎっしりと詰まった「季刊あおもりのき第24号(夏号)『青森ステンドグラス巡り』」が、遂に合同会社ものの芽舎さんから届き、感激いたしました。実は、「青森県内のステンドグラスを訪ねて〜裏舞台で密やかに煌めくステンドグラス窓」という題で、エッセイを書かせていただいたのです!P16からP22までの7ページでございます。


最終校正版までは画面上で拝見していたものの、刷り上がった美しい出版物を手に取ると、発行人の佐藤史隆さん・編集長の佐藤あい佳さんご夫妻の情熱やご苦労がじんと伝わってくるような心地がします。もちろん自分のページだけでなく、もう隅から隅まで何度も、じっくり大事に読ませていただいております。


季刊『あおもりのき』の「き」の字には、青森を「記」録し、文化の萌芽を「樹」へと育み「希」望を未来へつなげたいという思いが込められているそうです。そんな素晴らしい青森県の季刊誌に、「嬉」々として書かせていただきました。

振り返れば、合同会社ものの芽舎さんから原稿のご依頼を受けたのは6月中旬のこと。青森県のステンドグラス特集を組むにあたり、なんと、私が以前青森県庁のまるごと青森ブログに綴った「あら、こんなところにも!密やかな光と影~青森県内知られざるステンドグラスの魅力」や「青、青、青!!!青森県の幻想的な青色系ステンドグラスで心に安らぎを」「中泊町宮越家離れ・庭園 百年の時を越えて、今秋限定公開!~ステンドグラス編」をお読みくださり、声をかけてくださったのです。(私との間を繋いでくださったのは、県庁時代にお世話になり、いまも facebook で繋がっている沼田久美子さんです。メルシー♡)

佐藤史隆さん・あい佳さんご夫妻とは、原稿に関してメールで何度もやり取りをしました。親しみやすく、出版までの過程で様々大変な中、常に穏やかで誠実なお二人には感服いたしました。学びも多々あり、こんな貴重な機会に恵まれたことを幸せに思います。史隆さん、あい佳さん、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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2025年8月6日水曜日

八戸駅での再会に心躍る

昨日はフィリップといそいそ八戸駅へ。心の故郷ノルマンディに暮らす旧友ニコラが、家族で日本へ遊びに来ており、会う約束をしていたのです。

フィリップとニコラの事前やり取りで、結構ぎりぎりまで日時がはっきり決まらなかったので(←フランス人あるある)果たして実現するのかと気を揉みましたが、ちゃんと再会できて心が躍りました。ニコラの変わらぬ笑顔を見た瞬間、20数年前に六ヶ所村のオフィスで一緒に働いていた頃にワープしてしまいました。

旭川市出身のせつこさんとの間に、さやかちゃん、そうすけくんというかわいいお子さんが二人。15年ほど前に東京で最後に会った時、ニコラはまだ独身だったので、こうしてお父さんになった姿を見ても、なんだか信じられない思いでありました。奥さんのせつこさんはとても気さくでダイナミック。不思議と昔から良く知っているような気がして、嬉しくなりました。実にお似合いのカップルでございます。

みんなでわいわいおしゃべりをしながら、八戸駅構内の食事処で簡単にランチを済ませ、彼らの宿泊先である本八戸へ移動してまたおしゃべり。なにしろ久しぶりの再会だったので話は尽きることが無くて。でも、彼らはその後、青森市のねぶた祭に向かう予定だったので、名残惜しくもお別れいたしました。

ニコラ、せつこさん、さやかちゃん、そうすけくん、幸せなひとときとお土産をありがとうございました。どうぞ引き続き楽しい夏休みを!いつかまたどこかでお会いできますように!

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2025年8月4日月曜日

真夏日もううんざりな誕生日の晩に

青森県が夏祭で賑わう昨日、8月3日は私の誕生日でございました。みなさん、お祝いのメッセージをありがとうございました!

またしてもの真夏日にうんざりで食傷気味。しかも、クーラーの当たらない台所はサウナ状態。それでも「暑くて大変だから簡単でいいよ、でもリゾットが食べたいなぁ。」という鬼嫁の気だるいリクエストに応え、フィリップが心をこめてお料理してくれました。

大好物のルイ・ロデレールを惜しげもなく注いだ、シャンパンリゾット。岩手県産の生ウニ、青森県産の黒ニンニク、レモン、庭の "ciboulette" (シブレット:アサツキ)などを使った、実に繊細で美味なるひと皿でございました。

この魅力的なリゾットに夢中になったあまり、なんと、食前にシャンパンで乾杯し忘れ、写真もフィリップの二杯目に慌てて撮りました。年のせいか、暑さのせいか・・・もうどうでもよくなっております。


デザートはハーゲンダッツのアイス。前日、Douce France (ドゥース・フランス)フランス語会話レッスンにいらっしゃったみな子さんが、お誕生日プレゼントにとアイスクリームをたくさんお持ちくださったのです。覚えていてくださっただけでも感激。みな子さん、いつもお気遣いいただきありがとうございます。

フィリップからの誕生日プレゼントは悪天候もOKの普段履きのローヒール。先月銀座ワシントン靴店オンラインでとっくに注文して、すでに履いておりました。フィリップは、注文画面を見て「合成革なんて・・・。」と嘆きましたが、届いてみたら軽くて履きやすそうと感心していました。最近靴も断捨離し、履かなくなったものを10足ほど、思い切って処分してしまったので下駄箱はがら空きに。


それにしても、現在の銀座ワシントン靴店Lサイズ(25㎝~27㎝)の豊富な品揃えには驚いてしまいます。しかも、オンラインで買うことができるなんて夢のよう!
若かりし頃は、銀座通りにそびえ立つ銀座ワシントン本店上階に、こじんまりとしたLサイズコーナーがあるだけでした。本当に種類が少なくて、25.5cmのでか足のせいで、靴選びには苦労したものです。あぁ、なんだか銀座に行きたくなって来ました。

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