2014年2月26日水曜日

思い出の詰まったランセルのキャリーバック

一昨日、こちらで新しく買ったスーツケースについて書きました。それを仕舞う際、久しぶりに収納庫から出し、しばらく眺めていたものがあります。

 
ランセルのキャンパス地のキャリーバックと、お揃いのトワレットバックです。パリのランセル本店で一目惚れして買ってから、かれこれもう20年以上が経ちます。
 
トワレットバックの方は内側が防水加工となっており、シャンプー類や化粧用品、ブラシ類などを入れて運ぶのに便利なので使うことがあります。キャリーバックの方も愛用していたのですが、重いし雨の日には適さないので、近年はあまり使わなくなりました。プラスチック製のキャスターも随分磨り減ってしまいました。あまり実用的ではないので、今後もあまり使う機会はないと思うのですが、たくさんの思い出が詰まっているので処分することは出来ません。
 
さて、私にとってこのバックたちは非常に古いものの部類に入りますが、創業1876年のランセル社にとってはそうでもないかもしれません。そんなことを思ったのは、こんなポスターを見つけたからです。
 

 
どちらも1928年のランセル社の広告です。2枚目の広告に記載されているAVIONAという名の旅行鞄は、絵を見るとどうやら洋服用の様ですね。
 
広告の下部には、LANCEL(ランセル)のアルファベットを使って、
Légère (軽い)
Agréable (心地よい)
Nouvelle (新しい)
Confortable (快適な)
Elégante (エレガントな)
L
と単語を当ててPRしているのが見えます。
 
ランセル社の鞄は、確かにこの時代には斬新で画期的だったことでしょうね。とはいえ、この衣装鞄はさぞや重かったことでしょう。ご婦人の衣装の詰まった鞄を棚に上げる当時のポーターを気の毒に思ったりする、水曜日の朝であります。
 
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