2014年10月25日土曜日

鶴のランプ

今日は、2007年にノルマンディで作ったランプ「鶴」をご紹介したいと思います。傘には古い古い長襦袢を使いました。花瓶をランプの台にして、「鶴」の一文字を恥ずかし気もなく筆で書き込みました。大雑把で思い切りだけは良い私の性格がよく現れている気がします。



このランプに合わせて当時作った小話のようなものもあります。「鶴」「釣る」「蔓」「吊る」・・・と、「つる」の言葉遊びのようなものですが、相変わらず馬鹿馬鹿しいので呆れてしまいます。

が湖畔で一匹の蛙を釣る
はそれを小枝に吊る
「ほらね、私の今夜の前菜よ!」
そんなに蛙はうやうやしく、
さん、さん、あなたのお役に立てるとは光栄な。でも、私をよくご覧くださいまし。実に汚く見苦しいでしょう。あなたのお口に入る価値など到底ございません。」
それで、誇らしげに羽を揺すりながら一瞬ためらった。
その間にすかさずの前菜、うまいことをほどいた。
さん、さん、私の甘言であなたを釣ることができるとは光栄な。やれ、恨みっこなしよ!」

蛙はそう言うと湖にぽちゃんと跳び込みましたとさ。」』

このように、着物地や和紙で楽しんで作ったランプはもう数え切れない程です。このブログの「アートもどき(ランプ)」で、その一部をご紹介させて頂いております。どのランプにも愛着があり、写真を見ると作った頃の心境や思い出が蘇って胸がいっぱいになります。

さて、この「鶴」ランプは、ご近所にお住まいの画家のご夫妻が気に入って買ってくださいました。「フランス人には、お習字が下手であることはわからないのが幸い」とにやける、土曜日の午後であります。

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