誕生日を花巻温泉遊泉志だてで祝ったその翌日の晩、二人でいそいそ出かけたのは、居酒屋あんたが大将です。お目当ては、翔くんからお誘い頂いた一夜限りのスペシャルディナー!
Chocolate Shop 博多の三代目でパリ4区 Les Trois Chocolats(レ・トワ・ショコラ)オーナーシェフの佐野恵美子さん、弘前土手町 Art Café HYPE シェフの成田有人さん、三沢市寿司割烹福水二代目、居酒屋あんたが大将でお馴染みの福田拓郎さん、そしてフランスで大活躍中のパティシエ木村翔くん。現状に甘んじることなく常に上を目指す熱き4人が集結して、まさにスペシャルなディナーを実現させてくれました。
個人的な感想と共に、そのメニューをご紹介させて頂きますね。
お通し
「豆乳のブランマンジェ
スイカとクレソン」
新鮮な組み合わせで楽しい味わい。見た目もそそられますが、幸か不幸か、私たちは母が取り寄せている格別美味しい小玉スイカに慣れてしまっているので、このスイカにはちょっと物足りなさを感じてしまったかな。フィリップは、何かスパイスを加えたら良かったのではと。
「刺身盛り合わせ
江戸前仕事」
前菜
「サーモンのベニエフロマージュ」
実はサーモンはあまり好きではないのですが、このアートな一皿はあまりにも美味で平らげました。ビーツの魅力がキラリ。タルタルソースには、桃の細切れも。
うまっ!底に隠れていた梅肉と、穴子、アスパラ、カラスミの融合が絶妙でした。
Crozes-Hermitage(クローズ・エルミタージュ)2018 白・赤
フィリップが赤を大層気に入っておりました。私はロゼシャンパンや果物のアロマティーなどを、お料理と共にちびちびと楽しませて頂きましたよ。
メイン
「弘大アップルビーフ~トウモロコシ・ブルーベリー・新生姜のコンディマン」
厳選三貫
「漬け赤身マグロ、海苔なし雲丹軍艦、芽葱梅肉巻」
文句なしの旨さ!
お椀
金目鯛の潮汁
デザート
林檎・生姜・柚子・バジルのコンポート
マンゴーパッションのグラニテ
我らが期待の星、翔くんがトロピカルデザートをイメージして作った一皿。「本来であれば、マンゴー、パッション、パイナップルを使うところですが、地元青森なので林檎と柚子を加工してパイナップルに近づけて演出しました。今フランスで働いておりますが、いろいろなハーブを味わうことができ、パッションとバジルがとても相性が良いことに気づきました。(中略)バニラアイスとよく絡めてお召し上がりください。」よく混ぜてスプーンですくって口に入れて・・・二人で唸りましたよ!ブラボー翔くん!最高に美味しかったです。
翔くんが、私たちのフランス語レッスンを受けてくれていた頃の思い出が、このブログの「翔君とのパティシエ専門個人レッスン開始!」に綴ってあります。弘前から約一年間、本当によく頑張って通ってくれました。フランスへ渡ってからは生徒さんとしてではなく若い友達として、時折メッセージを交わして応援しています。今回は、一年半ぶりに翔くん・ちさとちゃん兄妹に再会できて、本当に嬉しかったです。
そして究極の締めがこちら・・・
~CACAO~
プルーン・ホットワイン・マダガスカルカカオ
蓋を開けた時の魅惑的な香り!食べるのが惜しいような恵美子さんのデザートでした。自家製ポルトワインを使用したホットワインの中に漬け込んだプルーンだそうです。その中にはマダガスカル産カカオのガナッシュ(生チョコ)・・・またも二人で唸って、もはや言葉も出ない有様でした。フィリップは "C'est une tuerie!" と。辞書には載っていない表現ですが、和訳すれば「死ぬほど旨い!」でしょうか。まさに!
Les Trois Chocolats(レ・トワ・ショコラ)のマネージャーをなさっているフランス人、パスカルさんとも会話が弾みました。みなさん、ありがとうございました。刺激的で美味なる晩を振り返る、火曜日のお昼前であります。
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前列向かって左から、恵美子さん、翔くん、ちさとちゃん、後列パスカルさん、成田さん、私、フィリップ、拓郎さん。
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