2020年8月15日土曜日

はかはかする〜方言を学ぶその1

先日職場で、お隣のTさんが取引先との電話を切った後、「あぁ、はかはかしました。」とお向かいの同僚に言うのが聞こえて来ました。え、はかはか?

好奇心旺盛な私が「はかはかするって、どういう意味ですか?」と尋ねると、Tさんは「ドキドキするって感じだと思います。」とちょっと照れながら。方言は自然と口をついてくる言葉なので、いざ説明するとなると難しいようです。

面白い響きなのでネットで検索してみると、「はかはかする」は津軽弁だという説の他、仙台弁、または秋田弁ともありました。東北弁と理解してしまっては、津軽の人たちに叱られてしまうかな。そして意味は、「息が切れる、はらはらする、ドキドキする、気をもむ」などと書いてありました。肉体的にも精神的にも表現できるわけですね。


そういえば以前、フィリップに日本語で「ドキドキする」と言うと「え、トキドキ?」と勘違いされたことがあります。確かに「時々」と間違えやすいので、彼にもこの「はかはか」を使うように教えると、「でもさ、東京じゃ通じないんでしょ?」ですって。はい、はい、ご説ごもっとも。

また、Weblioにこんな用例がありました。
「あづいどごでさぐりちったらはかはかすたや」
???
意味は「暑い中で畑のさくりを切ったら息が切れてしまったよ」ですって。えーと、すみませんが「さくり」って何でしょうか?(だめぢゃん)

ところで、日本では、この様な擬態語と擬音語を総称して、「オノマトペ」と呼ぶようです。これはフランス語 « Onomatopée »ですね。どうしてわざわざフランス語を使ったりするのかしらとぶつくさ言う、日曜日の午後であります。

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