2020年11月14日土曜日

秋色に染まる武学流庭園を愛でる〜盛美園

昨日は、小一時間車を走らせて、平川市の盛美園とその周辺をお散歩して来ました。空には灰色の雲が広がり、今にも降り出しそうな気配でしたが、なんとか持ち堪えてくれましたよ。ちょうど紅葉が見頃で素晴らしく、フィリップと秋色を満喫しました。


風情のある庭園を、足元に気をつけながらぐるりとひと回り。こちらの庭園は、津軽地方に数多く見られる「大石武学流」のひとつとして名高いそうです。そういえば、先月取材で訪問させて頂いた宮越家の庭園の一部も、同じく大石武学流庭園でした。

庭園の空間構成には、いろいろと決まりがあるそうです。難しいことはわかりませんが、私が一番惹かれたのは、武学流の石灯籠でありました。無骨で自由奔放ながら、バランスが良く危なげのない自然石の積み重ねに見惚れました。

丸石に月の彫り込みが見えます。



その他にも、庭園のあちらこちらに石灯籠が佇んでいました。




盛美園は、ジブリのアニメ「アリエッティの借りぐらし」に登場する屋敷や庭園にインスピレーションを与えた場所だそうです。

(スタジオジブリのフリー素材より)

アリエッティがどこからか、こちらを見つめていたかも、と思ってみたりする、日曜日の朝であります。

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2020年11月8日日曜日

今日この頃

予報によれば、明日からの数日は気温がぐっと下がり、最高・最低気温共に一桁となるそうです。降雪マークもちらほら見え隠れするので、いよいよ来るかと身震いしております。

今でも、亡き母を想って時々泣いてしまいますが、幸い仕事がとても面白く、上司や先輩たちにも恵まれているので、元気にやっております。文句は多いものの、フィリップがしっかりと支えてくれているし。

さて、今日は近況として、最近の仕事アルバムから何枚かご紹介させて頂きましょう。

まずはフィリップと、初めて訪れた三内丸山遺跡。歴史にはあまり興味がなかった私ですが、我々のルーツ、縄文時代のことをより深く知りたくなりました。また、同時期に欧州ではどんな暮らしをしていたのか、興味があります。彼らはどんな模様の器を作っていたのかしら。



次は、木村果樹園さんにて。38種類ものりんごを前にして大興奮し、うち20数種の味見をしました。いろいろな意味で、滅多にできない体験をさせて頂きました。



そして、中泊町宮越家の離れを訪問。小川三知氏のステンドグラス作品群があまりに素晴らしく、心が躍りました。

おまけの写真は、現在作成中のふじもり農園さんの資料の一部より。各野菜の位置をあれこれ変えては迷って、また作り直してみたり。
また明日から頑張るぞ!とパジャマでつぶやく、日曜日の夕方であります。

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2020年10月25日日曜日

気軽に懐石おまかせコース〜和食処 きく長

食欲の秋、フィリップと共に「快腸に」食べ続けております。昨晩は、家からてくてく歩いて、和食処 きく長さんの暖簾をくぐりましたよ。

カウンター席に並んで腰を落ち着け、お喋りをしながらわくわくと、前夜に予約した「おまかせコース」を待ちました。フィリップはいつもの通りまずは生ビール、私は残念ながらノンアルコールのなんちゃってビールで乾杯です。

まずは先付。
人参、アボガド、帆立などの上品な白あえ。

フィリップが美味しそうにお箸で食べる様子を見て、大将も奥様も「上手だねー」と褒めてくださいました。でへへ、ありがとうございます。

続いて、秋らしい前菜。

そして、お造り。マグロはもちろん大間から。アオリイカには、さりげなく三升漬(青南蛮・麹・醤油を一升ずつ漬け混んだ、めちゃ美味いたれ)が。

フィリップの食事のお供は、大将のお勧めで、田酒の山廃。

それから焼き物。好物の鮴(メバル)に国産牛、椎茸、ボタン海老のお頭揚げ。

毛蟹と毛豆。

金茸の土瓶蒸し。

食事は蕎麦かご飯を選ぶことができ、蟹雑炊。「雑炊とはこんなに美味いものだったか!」と、フィリップが感激していました。

津軽の郷土料理、人参の子和え。

最後のデザートは、実に濃厚なカシスのゼリー。カシスは、大将の畑から収穫したものだそう。

お腹いっぱい。またも魅力的で、通いたくなるご近所店を見つけてしまい、いやはや困ったことになりました。

ところが、こんなに良い店に、昨晩の客は私たちだけ。なんと残念な!新型コロナ禍にあっては、客足が遠のいてしまい大変だそうです。店内では、大将も奥様もマスクを着用、カウンターには透明のビニールシートが下がっているし、安心してお料理を楽しむことができましたよ。しかも、この充実ぶりでひとり5,000円と、値段もリーズナブル。

和食処 きく長
青森市青柳1丁目6の4
017-722-7608

大将とのお喋りも愉快でした。出身を訊かれて「東京です。」「へぇ、東京の何処?」「練馬区」「え、練馬の何処?」「中村橋ですよ。」「えー、中村橋かぁ、懐かしいなぁ、昔、練馬の店で働いてたんだよ!」

それにしても凄い偶然、ご縁があるのかもと面白がる、日曜日の午後であります。

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2020年10月19日月曜日

フィリップの「秋のヴルーテ(Velouté d’Automne)」

食欲の秋。一昨日はフィリップが、ふじもり農園さんのセロリアック(根セロリ)と、林農園さんの栗を使い、秋らしい一品を作ってくれました。それぞれの味わいが凝縮されていてうっとり、その美味しさに惚れ惚れしました。

セロリアックは、先日ふじもり農園さんにお邪魔した際、光枝さんがフィリップにと持たせてくださったもの。光枝さん、ありがとうございました!

我が家では、このセロリアックが大人気。夏は生サラダで、寒くなるとヴルーテやスープ、またはマッシュしたものを頂いています。

栗は、週末に林農園さんを訪れる機会に恵まれて。栗拾い、茸採り、貝拾いなど、自然と触れ合いながら山の幸、海の幸を収穫するのが大好きなフランス人。真剣に、厳選して拾っていました。それをフィリップが茹でて皮を剥がして。ほくほくで美味しい栗でした。

フィリップの、滑らかでまさにビロードのようなヴルーテの味わいが蘇る、水曜日の朝であります。

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2020年10月18日日曜日

本格鮮魚料理を満喫〜フランス料理ポミエ

昨晩は、フィリップとポミエさんへ。青森市に暮らし始めて2か月弱。初めて、試しに行ってみたそのフランス料理店は、想像以上に本格的で、気さくな桜田シェフとの会話も弾み、実に楽しく美味なる晩となりました。

予約の電話口で、シェフが「苦手なものはありませんか?」と訊いてくださったので、遠慮がちに「脂っこいお肉はちょっと・・・」とお伝えすると、なんと魚づくしのコースにしてくださったんですよ。ひゃっほー!

アミューズは、ホワイトアスパラのムース、トマトのクリアージュレ載せ。思いがけず、最近取材した「無井住職のドイツ苗ホワイトアスパラガス」を味わうことができて感激。

お次は、シェフが釣った鯛のタルタル。小川原湖のワカサギのフリット、何種類もの新鮮野菜(生やピクルス)、カラスミと共に。味わいはもちろん、一皿でサクサク、コリコリ、ポリポリと、いろいろな歯応えを楽しむことができるのが素晴らしい。

ちなみに桜田シェフの釣りの腕前はプロ級のようで、鯛獲得は150匹目を超えたとか!写真を見せてくださったのですが、その大きさたるや!

そうそう、フィリップの食事のお供は、シェフお勧めのポルトガルワイン。とても味わい深く、料理にぴったりと、喜んでおりました。
続いて、ホタテとキノコのプロバンス風。
桜田シェフは、1989年に一年間、パリのレストランで修行なさったそうです。当時、フランス人シェフが、ホタテのヒモを捨てているのを見て、もったいない!と食べさせて、その美味しさを知ってもらったと聞き、感心しました。

それから、イシナギとイクジ茸、ムール貝。
イクジ茸はナメコのようなぬめりがあり、ツルンと喉越しが良く。大好物のムール貝の出汁が効いたソースも、一滴残さず平げました。

メインはヒラメとアオリイカの一皿。付け合わせの野菜の火の通り具合が絶妙で、唸り通しでした。もうお腹ははち切れんばかり。

別腹デザートもまた、たまらぬ旨さのパンナコッタ。締めくくりにエスプレッソを頂いて大満足。
フランス語ができる桜田シェフとの出会いも嬉しくて。レストラン・ガストロミックでの魅力的な晩を振り返る、日曜日の午後であります。

フランス料理ポミエ
青森市堤町二丁目3の15
TEL 017-735-7057

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2020年10月10日土曜日

旬菜鮮魚を楽しみたいなら〜鮨ごん八

図らずも、新居から徒歩圏に魅力的なお店があって、大層喜んでいることをこのブログの「ぷりぷり香ばしい焼き鳥、徒歩2分」「濁ってるけど澄んだ味」でご紹介させて頂いておりますが・・・おぉ、また一軒発見してしまいました。以下は、昨晩てくてく歩いて行った「鮨ごん八」さんについての美味しい記録です~もう最高。

二人が選んだのは「夜のコース(お料理4品とすし8貫)」
鯵の南蛮漬けと鮎の山椒煮

大間のまぐろ他、刺身の一皿

椎茸のポタージュ(炒った玄米のせ)


焼き物(鱸の塩焼き他)


無花果の天ぷらと枝豆豆腐


鮨の一皿目


そして二皿目

予約したカウンター席でフィリップと並び、笑顔の爽やかな大将とお喋りを楽しみながら、青森市の鮮魚や旬の野菜をじっくりと味わうことができて、実に幸せな晩でした。フィリップは生ビールの後、青森の酒「亀吉」をちびりちびり。私はウーロン茶の後、緑茶をすすりながら、大将の繊細で丁寧なお仕事ぶりに感心しながら頂きました。小食の私たちには、量も程よく、大満足。

ごん八さんのお料理には、どこかヨーロッパのエスプリを感じます。聞けば、フランスに憧れて地球の歩き方を見たりしていたこともあったとか。また、ネットを見れば「野菜ソムリエ」だそうではないですか!

無花果が好物と知って、お土産までくださって。裏庭にいちじくの木があるそうです。羨ましい!


鮨ごん八
青森市青柳1丁目11-10
TEL 017-735-5844 

また行きたいなぁとメニューの写真を眺めている、土曜日のお昼前であります。

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2020年10月8日木曜日

エディ・ヴァン・ヘイレンよ、安らかに

毎晩、アペリティフ(食前酒)タイムには、テレビをつけて青森県の情報を追うようにしております。でも昨晩は、フィリップがどんよりと暗い顔で「今夜はこれを聴いて追悼しよう。」と、レコードをかけました。

そう、昨日、ギターの神様エディ・ヴァン・ヘイレンが逝ってしまったという、大変ショッキングなニュースが飛び込んで来ました。

私もファンとして、青春時代からよく聴いていたものですが、知識が浅く、よく知りません。でも、ロック通のフィリップは詳しいので、耳を傾けながら、曲についてやその他のアルバムについてなど、さまざま熱く語っておりました。

A面、B面、一度きりでは物足りず、二度続けて回しました。2度目には、レコードプレーヤがより温まって、音質がさらに良くなり、まるでヴァン・ヘイレンがすぐそばで演奏しているような臨場感でした。近年では、音楽を聴く手段が多様化しておりますが、こういうところがレコードプレーヤーならではの魅力だと思います。

今朝も食卓や車内でヴァン・ヘイレン。あぁ、早すぎる。偉大なるロッカーの死を悼む、木曜日のお昼休みであります。

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