2016年9月5日月曜日

ヘルシーな日本短角牛に舌鼓~北の里自然牛試食会

十和田市のブラッスリーMASUDAの増田オーナーシェフからご招待頂き、昨日はフィリップと、十和田八甲田日本短角牛推進協議会主催の「北の里自然牛試食会」に参加致しました。「ヘルシーな赤身牛肉を大自然の中で試食する会」と伺って、大喜びで出かけましたよ。

ブラッスリーMASUDAの増田シェフについては、以前このブログの「昔ながらの本格フレンチを〜十和田市 ブラッスリーMASUDA 」に綴ったことがあります。

さて、試食会に向かうべく、増田シェフのご指示通りに十和田市民文化センター前から送迎バスに乗り込みました。呑気な私たちは行先すら知らなかったのですが、バスに揺られてしばらくして、到着するとなんとそこは十和田乗馬倶楽部でした。今から15年ほど前、私は六ケ所村のフランス企業で秘書の仕事をしていたことがあります。その頃、フランス人社員やその家族たちが、盛んに乗馬に通っていた場所なのです。予約の電話をかけたり、皆によく話を聞いていたものの、自分は一度も行ったことがありませんでした。

到着してまず、巨大なテントハウスにびっくり。灰色の空の下、試食会はテントに守られて開催されたので安心で快適でした。全部で120名ほど集まり、とても賑やかでした。
スタッフの方たちから、ひとり2つの袋を受け取りました。中には、ハンバーグ、牛薄切り、おにぎり、ビール、お茶、北の里自然牛についてのパンフレットなどが入っていました。これで一人分です。
なるほど、自分たちで焼いて食べるのかと、ようやく様子がわかって来ました。偶然お隣になった、とても感じの良い女性たちと、和気藹々とお喋りをしながら食べて飲んで。もちろん、私は焼くのをフィリップに任せて食べる一方でしたよ。
日本短角牛の魅力については、増田シェフからよく伺っていたのですが、実際に食べてみて納得、その美味しさに感激しました。十和田の干し草、牧草サイレージ、トウモロコシサイレージだけで飼育し、輸入穀物は一切食べさせていない牛だそうです。フィリップも私も霜降り肉は苦手なのですが、この日本短角牛は低脂肪で味わい深く、たくさん頂くことができました。

特に豚肉・短角牛ハンバーグの美味しさに驚きました。あっさりとして胃にもたれず、繊細な味わいで、一人で2つぺろりと食べてしまいました。

この短角牛の美味しさの秘密は、牛たちの育つ環境にもありそうです。春から初冬にかけては、東八甲田湯ノ台牧場でのんびりと放牧し、冬には十和田市内の牛舎に移して群れで飼育し、牛たちにストレスがかからないようにしているそうなのです。

飼育頭数は、わずか約7,000頭だけだそうです。一般に販売することは難しいようですが、十和田市内ではブラッスリーMASUDAさんをはじめ、イタリア料理店、そして今年からは焼肉店でも味わうことができるそうです。今後この短角牛の飼育数がどんどん増えて、一般消費者の私たちの手元にも届くようになるといいですね。

会場では、増田シェフをはじめ、スタッフの方たちが細かい気配りとお世話をしてくださいました。みなさん、本当にありがとうございました。
また、増田シェフが、この会を主催した十和田八甲田日本短角牛推進協議会の代表小林裕志さんに私たちをご紹介くださいました。農学博士で北里大学名誉教授でいらっしゃる小林教授は、NPO法人八甲田自然塾の塾長でもいらっしゃいます。小林教授の思想エコヘルス学についてや、八甲田自然塾についてお話を伺う機会に恵まれ、大変興味深かったです。

十和田乗馬倶楽部会長の中野渡利彦さんにも、思いがけずお会いできて嬉しかったです。以前このブログの「ラミューズ家との愉快な再会」でご紹介した、ジルとイザベル夫妻が「トシ」と呼んで、今でも親しく交流していている方なのです。

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