2013年8月19日月曜日

雨の思い出

梅雨が明け、気持ちの良い天候が続いていましたが、今朝の八戸は土砂降りです。この雨では庭仕事は到底無理ですから、昨日の午後のうちに雑草取りに励んでおいてよかったです。

 
ノルマンディでは一年中雨の日が多く、友達やご近所、街の商店主や従業員の人たちとの会話は天気についての愚痴で始まるのが常でした。休暇で一ヶ月近く、太陽の降り注ぐパラダイスへ逃げ出すことのできる人たちも居ますが、私たちは毎日恨めしげに空を見上げて、ぶつぶつと文句を言っていました。大半の商店主たちもそうです。彼らはお店を閉めてバカンスというわけには行かず、しかも天気の良し悪しがお客さんの出足にも影響するので深刻です。
 
驚いたことに、フランス人は雨でもめったに傘をさしません。突然の雨にも雨宿りをするなどという気はないらしく、ずぶ濡れになって平気で歩いています。
 
小学生は学校に傘を持参することを禁じられているそうです。尖っているので危ないというのが理由だそうです。雨合羽を着たり、気にせずそのまま濡れてとぼとぼと歩いている子供を見ると、なんだか可哀相になったものでしたが、本人たちは平気な様でした。もしかすると、子供の頃のそんな経験が、大きくなっても傘を持たないという習慣へと結びつくのかもしれませんね。
 
また、「雨」で思い出したのがこちらです。
 
ノルマンディ時代、毎日毎日降り続く雨に嫌気がさして作った額です。
お恥ずかしながら、額と一緒に作った「ぼやき」もあるのでご紹介します。
 
Marchons tous les deux sans parapluie,
Ce ne sont que quelques gouttes,
Les larmes du ciel bleu.

Parlons d’autre chose que du temps,
Ce n’est que de la pluie fine,
Les larmes du ciel gris.

Mettons-nous à l’abri de cette pluie,
C’est une sacrée averse,
Les larmes du ciel noir.

Que faire sous cette pluie battante ?
J’ai envie de pleurer,
Les larmes du ciel sombre.
 
傘を差さずに二人で歩こうよ、
少しの雨粒だもん、
青い空からの涙。

お天気以外の話をしようよ、
霧雨だもん、
灰色の空からの涙。

雨宿りをしようよ、
とんでもない通り雨、
黒い空からの涙。

いったいどうする?土砂降りの雨、
もう、私泣きたい、
陰鬱な空からの涙。
 
 
 
「空からの涙」のように、ちょっぴりしめやかな思い出です。
そうこう書いているうちに、雨は上がったようです。
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