「リュウゼツラン」(竜舌蘭、Agave)という、リュウゼツラン科リュウゼツラン属の植物だそうです。手前のCDに比べ、かなり大きな植物であることがおわかり頂けるでしょうか?葉の先が尖っていてとても硬く、鋭い棘があるので触ることができません。確かに竜の舌という当て字がぴったりな感じです。「蘭」という文字が付いていますが、可憐な蘭科とはほど遠い植物です。
昨日、友達のナターシャとフレッド夫妻から一枚の写真が届きました。彼らはこの家の近所の住人なので、お散歩がてら、私たちが暮らした懐かしい家の前を時々通るそうです。現在は別の住人が暮らしているので、ちょっと遠慮しながらも、これは是非とも見せなくてはと撮ってくれたようです。その写真がこちらです。
竜舌蘭から、にょきにょきと茎が伸びています!茎からいくつも横に飛び出しているものが花だそうです。 竜舌蘭の開花は何十年かに一度だとのことで、一生にたった一度だけ花を咲かせてそのまま枯れてしまう「一回結実性植物」だそうです。
さて、ノルマンディのお庭を少しご覧頂いたので、その他の花をいくつかご紹介しましょう。
お隣の大家さんの庭から、悠然と伸びるミモザ。
家の横で、いつの間にか密やかに咲いていた菖蒲。
前庭で、変な時期に咲いては早々と散った椿。
裏庭で、季節はずれに怖くなるほど長々と咲いていた紫陽花。
家の横で、好き勝手に伸びていた藤の花。
日本でも見かける平凡な花たちばかりですが、ノルマンディではどれも奇妙な時期に開花し、まるで「なにか文句でもある?」とフランス人風に主張しているかのようでした。
竜舌蘭に思いを戻すと、それはまるで、私たちが居なくなるのを待って、「ああやれやれ、やっと居なくなった。これでやっと一安心だわ。」と開花したかのように思えて、ちょっぴり可笑しい気がします。
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