我が家では京風に、向かって右に男雛、左に女雛を並べるのが慣わしとなっています。こんなギリギリになって、まさか出されるとは思っていなかったであろう立ち雛たちの髪はボサボサ。フィリップが、まるで私のようだと笑いました。確かに。
さて、こちらは先月訪れた黒石市松の湯交流館で撮った一枚です。
この日は、仕事の一環で黒石よされを踊りました。先生が良かったおかげですが、踊るのが新鮮で楽しかったのなんのって。
菊芋のポタージュとエゾシカのパテ
フィリップは、山ウズラ、砂肝コンフィ、ふじもり農園のチコリのサラダ
ウズラと寒立菜(東通村産ほうれん草)のトリュフソース
ここのところ穏やかだった青森市ですが、昨夜からまた荒れに荒れて、ごうごうと暴風雪が凄まじい。窓越しにげんなりとしていたら、フィリップが「よい運動になるよ。」と雪かたずけに出ました。ぶるぶる、こちらは運動しなくて結構です。
そんなわけでパジャマのまま、久しぶりにパソコンの前に座り、Douce France(ドゥース・フランス)の青色申告の準備をしておりました。現在の個人事業主はフィリップで、フランス語オンラインレッスンも一人でやっていますが、会計だけは私じゃないとね。毎年これが面倒でたまりませんが、今年も優秀な「弥生」ちゃんのおかげで、なんとか印刷までこぎつけました。あとは税務署に郵送するばかり。
さて、先日、取材先の洋菓子店グートロンさんで頂いたテリーヌショコラ。切り分けてから、サリスドベアルヌの塩の花をひとつまみ、黒胡椒をガリガリやって食べたら至福の美味さ。
先々週からの寒波には本当にうんざりしましたが、ニュースで北陸地方の凄まじさを目の当たりにするにつけ、文句は言えないと口をつぐんでおりました。でもね、なにしろドカンと降ったので、青森市内でも除雪車の作業が追いつかず、一時は道路が悲惨な状態となり、立ち往生する車が続出して大変な騒ぎでしたよ。
そんな中、先週の月曜日には、青森県立美術館内で撮影サポートのお仕事がありました。白い箱のような美術館が、眩しい程の銀世界に溶け込んで実に美しかったです。
館内では、お二人のプロカメラマンが撮影なさる様子を、先輩たちと共に側で興味深く見守りました。どんな画像・映像が出来上がって来るか楽しみ。巨大なシャガール「アレコ」全4作品をあれだけの大空間で鑑賞できるのは、青森県立美術館ならでは!と、美術館としての魅力を再認識させられました。
さて、4枚のアレコを見つめていた時に鮮明に蘇って来たのが、パリのオペラ座のシャガールによる天井画です。初めて見た時の感動は忘れられません。訪れるたび、息をのんで見上げ続けていたので、首が痛くてたまらなくなったものです。2011年、母と並んで見上げた日のことも、良き思い出のひとつになりました。
シャガールといえば、ランスのノートルダム大聖堂のステンドグラスが素晴らしかったという記憶がありますが、どうやらあれはまだフィリップと出会う前に旅行で行った時のことのよう。写真が残っていないのが残念でなりません。
そんなわけで、久しぶりにフランス時代のアルバムをあれこれ眺めていて、珍しくノルマンディに雪が降った日の写真を見つけました。庭に停めた二人の愛車を撮った2枚です。
私のスマート(ハート)