2014年8月31日日曜日

シェルブールのパティスリーJFF

昨晩は、前夜に引き続き 2013年度版 "Qui sera le prochain grand pâtissier?" (次のグラン・パティシエは誰?)というフランスのテレビ番組をYoutubeで見て楽しみました。挑戦者である10人のプロのパティシエたちが、さまざまな無理難題をそれぞれの腕で乗り越えていきます。情け容赦のない勝ち抜き戦です。フィリップとはらはらとしながら第2話を見終わった時にはすでに真夜中近くになっていました。ところが、番組の最後に流れた次回の予告を見て、第3話を続けて見ずにはいられませんでした。なぜなら、シェルブールのパティスリーJFFが番組に登場すると知ったからです。


JFFは2010年10月にシェルブールの街にオープンしました。私たちは、パティシエJean-François Foucher(ジャン・フランソワ・フシェ)さんの芸術的かつ独創的な洋菓子にたちまち魅了されてしまいました。よく立ち寄ってはデザートやクロワッサン、クグロフなどを選んで楽しんでいました。ジャン・フランソワさんが実はフィリップと同じボルドー出身だということにも、なんとなく親しみを感じたものです。只者ではないとは思っていましたが、フランスでも指折りのパティシエとして認められていることを知り、嬉しくなりました。ジャン・フランソワさんの魅力的なデザートのイメージは、こちらのHPでご覧頂くことができます。

そんなわけで、テレビ画面にお店が映し出されるなり大喜びしてしまいました。

 
 
この番組の中では、勝ち残った二人のパティシエが、果物と野菜をそれぞれ一種類ずつ使ったデザートを作るという課題をジャン・フランソワさんから出されました。食材を求めて、シェルブールの朝市に出かける様子も映りました。この日も雨だったようですよ。
 


それにしても、野菜を果物と組み合わせたデザートという発想がさすがです。挑戦者たちの作品も見事でした。大好きだったシェルブールのパティスリーJFFの映像にまた懐かしさがこみ上げて来る、日曜日のお昼であります。

おかげさまで八戸情報部門にて首位の座を守っております。みなさん、本当にありがとうございます。今後共「八戸情報」ボタンをぽちっと、ご協力よろしくお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ ←Please click here!
 

2014年8月30日土曜日

Le Plaisir (ル・プレジール)の新作

昨日は買い物の帰り、晩のデザートを買いに根城のLe Plaisir (ル・プレジール) さんへ寄りました。洋菓子の種類がとても豊富なので、選ぶのにあれこれ迷ってしまいます。今回は二人共、鈴木パティシエの新作を選んでみました。

フィリップが選んだ
レモンとグレープフルーツのゼリー

私が選んだ
白桃と苺のババロア
 
どちらも甘さが控えめでちょうど良く、とても美味しく頂きました。先月もこちらでご紹介させて頂いたように、Le Plaisir (ル・プレジール) さんでは行く度、魅力的な新作を見つけることができるので、毎回感心してしまいます。
 
鈴木パティシエは、フランスの地方を回りながら3年間修行した経験をお持ちで、フランス語が堪能です。フィリップはいつも嬉しそうに、通訳なしで鈴木パティシエと男同士の立ち話をしています。その間、私は女同士、とても気さくで優しい奥様とお喋りができるので嬉しいです。
 
昨晩は、これらのデザートを味わった後、こちらのYoutubeで競い合うパティシエたちの番組を観て、二人でパティスリーの世界に浸りました。フランス語ではありますが、画像を見るだけでもとても面白いです。お時間のある方は是非覗いてみてくださいね。これは2013年版の第一回目で、続きと2014年版がまだまだあるのでわくわくします。
 
さて、今日はこれからDouce France(ドゥース・フランス)フランス語教室の個人レッスンです。今月から通ってくださっている幸子さんとの授業での交流が楽しみな、土曜日の朝であります。

おかげさまで八戸情報部門にて首位の座を守っております。みなさん、本当にありがとうございます。今後共「八戸情報」ボタンをぽちっと、ご協力よろしくお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ ←Please click here!
 

2014年8月29日金曜日

サン・マロ タラソテラピーの思い出(後編)

今朝は、昨日の前編に引き続き、ブルターニュ地方サン・マロの LES THERMES MARINS (レ・テレム・マラン)でのタラソテラピー体験2日目について書いてみたいと思います。

朝食は前の晩のレストランでビュッフェ式でした。常連と思われる人たちは準備万端、水着にバスローブを羽織って食べていました。欧州では珍しい光景でしたが、「温泉場にて、浴衣で朝ごはん」と同じようなものですね。

2日目のプログラムは次の4つでした。

9時から ジェット・バス
前日と似たような個室の海温水バスで全身にジェットを浴びながら、20分間ほどじっと身体をほぐしました。暗闇でのんびり無心になろうとすればするほど、当時かかわっていた仕事のことをあれこれ考えてしまい、自分が嫌になったものです。

9時50分から 海温水プール
海温水プールに入り、首から肩にかけてジェットを浴びながら、指導員と共に上半身を動かしました。血行が良くなるらしいのですが、ちょっと物足りなさを感じました。

10時30分から ベット式マッサージ機
個室でベット式マッサージ機に仰向けに横たわり約20分間。首、肩、腕、背中にかけてローラーが心地よく行き来する極楽のひとときでした。

11時30分から 血行を良くするシャワー
個室でベットに横たわり、首から足先にかけて高圧海温水シャワーを当ててもらいました。刺激的な20分間でありました。


全行程を終えてから、フィリップと泡やジェットがあちこちから噴き出している屋内プールへ行き、一通り全部試してから蒸し風呂、海水シャワーと回り、センターを出る頃にはへとへとでした。リラックスするためだったのにと、二人で笑ったものです。

軽食を取った後、少しホテルの周辺をお散歩しました。ノルマンディ地方同様、どんよりとしたお天気でした。ポツポツと雨が降り出して、慌ててホテルに戻りました。



15時から、フィリップは一時間の足マッサージを受けました。松本で日本人にやってもらった30分の方が数倍効果的だったという感想でしたよ。

2日目の夕食は、少し軽めのメニューを選んでみたつもりでしたが・・・。

お食事前のちょっとひと口

 
私の前菜
 
フィリップの前菜
 
私の主菜
ニシスズキのサフランソース
 
フィリップの主菜
子牛の胸腺肉
 
チーズもしっかりと食べた後、
デザート前のちょっとひと口
 
デザートのフルーツ・カクテル 
 
なにしろ良く食べた2泊3日でした。心身を癒したり治療したりするタラソテラピーのはずですが、相変わらず、おなかを満たした思い出の方が勝っているようです。どんよりとした八戸の空を眺めながら、城壁に囲まれた港町サン・マロに思いを馳せる、金曜日の朝であります。
 
 
おかげさまで八戸情報部門にて首位の座を守っております。みなさん、本当にありがとうございます。今後共「八戸情報」ボタンをぽちっと、ご協力よろしくお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ ←Please click here!
 

2014年8月28日木曜日

サン・マロ タラソテラピーの思い出(前編)

今週に入って八戸市はぐっと気温が下がり、すっかり秋の気配です。日曜日の白浜海岸の初泳ぎが嘘のようです。あの日、砂浜に寝そべって海をぼんやりと眺めながら、二人で「あれは本当に良かったよね」と懐かしんだのが、サン・マロのタラソテラピーのことです。

「タラソテラピー」は、1865年にフランスのJoseph La Bonnardière(ジョセフ・ラ・ボナルディエール)博士が生み出した言葉だそうです。海の特性を生かして、心身を癒したり治療したりする方法のことを指します。ノルマンディ地方の隣のブルターニュ地方に位置するサン・マロに LES THERMES MARINS (レ・テレム・マラン)というタラソテラピーセンターがあります。600m沖合いから汲み上げられた海水を利用したさまざまなテラピーを受け、しかも美味しいお料理を楽しむことができると知り、一度体験してみようと、2011年に二人ででかけました。今日は、その2泊3日のタラソテラピーの思い出をご紹介したいと思います。

こちらがそのセンターのホテルです。庶民の私たちは海と反対側の部屋を取りました。海側の眺めの良い部屋は、宿泊代が倍に跳ね上がるのです!


ホテルからセンターまでは廊下で繋がっており、部屋で水着に着替え、備え付けのバスタオルなどを持って行きます。テラピーのプログラムは自分たちで選ぶようなしくみです。一日目のプログラムは4つありました。

15時30分 海藻ペースト
個室で全裸になり、温かいベットに仰向けに横たわり、腕、おなか、足に温かい海草ペーストを塗りたくられます。そのままビニールシートと布で全身を包み、約20分ほど横たわっています。その後は強力なシャワーで洗い流してもらいます。

16時10分 温海水プール
温海水プールに入り、激しく噴き出すジェットを浴びながら指導員の指示に従った動きをします。首、肩、腕などの凝りがほぐれます。

16時50分 海水ジェット・バス
個室に設置されたアロマ入り海水ジェット・バスに約20分浸ります。ジェットはバスのいたるところから交互に吹き出し、大変心地が良いのです。全身リラックスしてふにゃふにゃとなりました。

17時30分 海水バス内でシャワー
個室に設置された海水バスに浮かび、身体に沿ってゆっくりと強力なシャワーを当ててもらいます。筋肉のない私の手足は、水圧でたるたると揺れました。

全てが終わったのが18時過ぎです。部屋へ戻って身支度をしているうちにあっという間に夕食の時間となりました。楽しみにしていたレストランからは、美しい海岸を見渡すことができました。

 
ガストロノミーという夕食コースの写真もご紹介させて頂きますね。
 
お食事前のちょっとひと口
 
もうひと口のトマトのガスパッチョ
 
前菜のオマール海老
 
私が選んだ主菜 
ターボット(カレイ科)、野菜と黒米添え
 
フィリップが選んだ主菜 
鴨フォアグラソテー、
ポロネギとグレープフルーツ添え
 
お好みでチーズ
 
デザート前のちょっとひと口
 
私が選んだデザート 
チョコレートのスフレ
 
フィリップが選んだデザート 
ブルターニュ名物のクイニーアマン
 
タラソテラピーで心地良くリラックスした後に美味しいお料理を頂き、大満足でした。二日目についてはまた明日ご紹介したいと思います。どうぞまたお付き合いくださいね。サン・マロのタラソテラピー体験を思い返してうっとりとする、木曜日の朝であります。

おかげさまで八戸情報部門にて首位の座を守っております。みなさん、本当にありがとうございます。今後共「八戸情報」ボタンをぽちっと、ご協力よろしくお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ ←Please click here!
 

2014年8月27日水曜日

孤独の額

昨日買い物に行く途中、フィリップが赤信号で停まった交差点脇の田んぼの方を見て「ほら、ほら」と指差しました。


「なに、なに?」と、助手席から身を乗り出して目を凝らすと、私にもようやく見えました。みなさん、おわかりでしょうか。


そう、田んぼの中に一羽の鷺がたたずんでいたのです。なんとものどかな光景でしたよ。

 
白鷺はよく見かけますが、灰色はあまり見た覚えがありません。若鳥でしょうか。種類によっては、季節ごとに体毛が変わる鷺もあるようですね。それとも鷺ではないのでしょうか。餌を探しているのだとは思いますが、私には何だか、孤独に物思いにふけっているかのように見えました。
 
それで思い出したのが、2006年頃に作った「孤独」という額です。母の羽織の端切れを背景に、和紙を切り取って模った一羽の鶴を収めた額です。
 
 
ノルマンディで暮らしていた頃、和紙や着物の端切れなどを使って、自己流で額やランプなどを作って楽しんでいました。このブログPC版の右横の「アートもどき」というカテゴリーで、今までにご紹介した作品をご覧頂けます。
 
当時、この片足で立つ孤独な鶴に合わせて作った、なにやら詩のようなものもご紹介します。
 
「夜の静寂の中で、
一羽の鶴がひとりぼっちで・・・

夜の静寂の中で、
どうやら彼女には心配事があるらしい・・・

夜の静寂の中で、
なんだか彼女はうわの空で・・・

夜の静寂の中で、
いったい彼女は何をしているのか?

話は簡単、
夜の静寂の中で、
足がしびれちゃったとさ。」
 
なんともくだらない落ちで、我ながら呆れてしまいます。
 
この「孤独」の額は、ノルマンディの友達のロランとヴェロ夫妻が家を新築した際、廊下の壁紙にぴったりなのでと買ってくれました。後日ロランから、廊下に飾った額の写真と共に、この鶴のつぶやきも届き、笑ったものです。
 
「壁が輝く夜。
さようなら、私の孤独よ、
家族を見つけた」(ロラン)
 
私のあの切り絵の鶴や、田んぼでたたずんでいた鷺らしき鳥は今頃どうしているでしょうか。仕事もせずにぼんやりと考える、水曜日の朝であります。
 
おかげさまで八戸情報部門にて首位の座を守っております。みなさん、本当にありがとうございます。今後共「八戸情報」ボタンをぽちっと、ご協力よろしくお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ ←Please click here!

2014年8月26日火曜日

ジェラール・ピュヴィスのリトグラフ その2

今日は、先日ご紹介した「ジェラール・ピュヴィスのリトグラフ その1」の続きをご紹介したいと思います。







 
次の作品は横に広く描かれており、ラベルとしてワインのボトルにぐるりと貼り付けられているようです。
 
 
 
まだまだありますが、続きはまた後ほどご紹介したいと思います。フランスのアーチスト、ジェラール・ピュヴィス氏の繊細で躍動感に溢れるワインのラベルにまたしても酔いしれてしまう、火曜日の昼下がりであります。
 
おかげさまで八戸情報部門にて首位の座を守っております。みなさん、本当にありがとうございます。今後共「八戸情報」ボタンをぽちっと、ご協力よろしくお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ ←Please click here!

2014年8月25日月曜日

白浜海岸で初泳ぎ

残暑が厳しいですね。八戸市は昨日も気温が32℃まで上がりました。二人で白浜海岸へ出かけ、この夏遅ればせながらの初泳ぎ。海岸の気温は29℃、海水は24℃だったそうです。

 
日差しを避けたいものの、風向きを気にしながらパラソルの角度を変えなくてはならず、なかなか思うように陰を作ることができませんでした。結局、パラソルからにょっきりとはみ出していた足が、また焼けてしまいました。そういえば、砂浜に簡単に設置できるテントを使っている人をよく見かけます。日差しを遮ることはできても、テントの中は熱がこもって暑いのではないだろうか、砂がたまるのではないかなどと想像しながら見ていたのですが、どうなのでしょうか。
 
白浜海岸は私たちのお気に入りの場所です。去年の今頃、このブログの「海の思い出」でも書いたことがあります。綺麗な砂浜に寝そべって青い地平線を眺めていると、南仏にでも来ているような心地がするのですが、「え~、12時になりました。海から上がって、12時半まで休憩しましょう。」というまったりとした放送が入り、現実に引き戻されました。
 
くらげが出ているので気をつけるようにという声も聞こえて来ました。以前このブログでご紹介した、「小さなくらげ」のことを思い出しながら、海水に身体を浮かべたり、砂浜に上がってぼんやり海を眺めたりして、二人でのんびりと過ごしました。
 
海岸で食べるおにぎりは格別美味しいですね。そしてこちらはデザート代わり。以前母からもらった紅玉りんごゼリーを冷凍庫で凍らせておいたものです。少しずつ自然に溶かして、吸いながら楽しみます。
 
 
とても心地良くリラックスでき、今週も気持ちを新たにがんばろうと思う、月曜日の朝であります。
 
おかげさまで八戸情報部門にて首位の座を守っております。みなさん、本当にありがとうございます。今後共「八戸情報」ボタンをぽちっと、ご協力よろしくお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ ←Please click here!