ほぼ15時の開店と共に入ったので、カウンター席に腰掛けることができました。どっしりと重厚な木製カウンター、美しい横長のエスプレッソマシーン、そして写真には写っていませんが、その隣の縦型ミル・・・全てが本格的で、うっとり見とれてしまいました。
二人共空腹であったのに気付き、先日のピザ風チャパタとブレンドを注文しました。店主の小笠原匡浩さんが「ブレンドではなくて、飲んでもらいたいのがあるので」と、入れてくださったのはエルサルバドルのブルボンという品種の豆だそうです。
お恥ずかしながら「エルサルバドル」と聞いてもぴんと来なかったのですが、中央アメリカのひとつの共和国でしたね。小笠原さんは、焙煎してから毎日味見をしてみており、これが5日目で、当初軽やかだった味が日に日に重厚になって来たと教えて下さいました。フィリップは「珈琲もワインと同じで、色、香り、味わいを楽しむことができますよね」と言いながら、このエルサルバドルの珈琲に感激していました。前回頂いたブレンドはすっきりと後味が爽やかでしたが、今回の一杯は味わい深く、心地よい後味がありました。
デザートももちろん頂きましたよ。ティラミスとガトーショコラを、フィリップと半分ずつ食べました。
今回は、これらの美味しいデザートを作っていらっしゃるパティシエの工藤慈子さんとも、カウンター越しに少しゆっくりとお喋りをすることが出来て嬉しかったです。エルサルバドルの珈琲の味を思い出しながら、ワイン同様に珈琲も奥が深いと感心する、土曜日の朝であります。
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