羽田空港で待ち時間があったなら

夏休みを利用して約3週間を日本で過ごしたマリオンとエマは、7月31日（木）午後の便でフランスへ帰りました。羽田空港国際線ターミナル搭乗口で彼女たちを見送った後、私たちは三沢へ戻る便に乗るために第1ターミナルへ移動しました。娘たちを無事帰国便に乗せてほっとすると、二人共なんだか急に疲れが出た気がしました。一旦はロビーの椅子に重い身体を落ち着けたものの、出発時間まではまだ約3時間もあったので、こちらを利用してみましたよ。

 

「南仏プロヴァンスを五感で感じるアロマトリートメントサロン～グランラフィネ」という、なんともそそられる名のリラクゼーションサロンです。二人隣同士の部屋で、約40分間うつ伏せになって、肩から足先までを丹念にマッサージして頂きました。担当してくださった方に、私の肩やふくらはぎがパンパンに張っていると指摘されてしまいました。途中で眠ってしまいそうになるほど気持ちが良かったです。終わった後、身体が少し軽くなったような気がしました。ハーブティをゆっくりと頂いてから、満足してサロンを出ました。

 

身体がほぐれて食欲が出たようです。「お昼ごはんを何処で食べようか」と言うと、フィリップがあっち、あっちと指差しました。どうやら先ほど前を通りかかった時、すでに決めていたお店があるようです。

 

 

"Hitoshinaya" という名の大きな軒下に「あさごはん」「ひとはち」「すりながし」という３つの和食店舗がありました。老舗町屋をイメージして店構えを作ったそうで、とても素敵でした。私たちは真ん中の「あさごはん」に入ってみました。

 

 

厨房を囲むようにカウンターが配置してあり、料理人たちが働く様子を眺めながらお料理を待つことができます。いくつかのメニューから私たちが選んだのは「魚膳」です。

 



 

本格的な和食膳で、大変美味しい上、一人分のお値段は1,800円という安さでした。この空間だけ時間がゆっくりと流れているような感じで、雰囲気もとても良かったです。

 

そうこうしているうちに、私たちの待ち時間は心地良く過ぎて行きました。愛娘たちを見送って少し寂しい思いをしていたはずのフィリップも「空港に居ることを忘れてしまいそうだった」と喜んでいました。みなさんも、もしも羽田空港で時間に余裕があったなら・・・サロンも和食膳もおすすめです。

 

さて、今日は悪天候で、雨が降ったり止んだりするので、家のあちこちの窓を開けたり閉めたりして落ちつきません。「梅雨明け後にこう降るのはどういうわけなのか」と二人でぶつぶつ言う、木曜日の朝であります。

 

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