2015年7月31日金曜日

涼を求めて~田子町みろくの滝

東北北部でもをようやく梅雨明け宣言聞くことができた水曜日の午後、田子町へ出かけました。見事な大玉のにんにくの生産地として全国的に有名な町ですが、私たちのお目当ては夏坂のみろくの滝でありました。

鬱蒼とした深緑のブナ原生林の中の小道を、水音に耳を傾けながら300mほど歩くと・・・




突然、その滝が目の前に現れ、みんなで歓声を上げました。水が岩面を細い糸のように落ちる様子から、ソーメンの滝とも呼ばれているそうです。



映像もアップしてみます。



迫力には欠けますが、なんとも優雅で神秘的な滝です。「みろくの滝」という名の由来については、立て看板に説明がありました・・・なるほど。


大自然に囲まれて、涼しく癒されるひとときでした。三沢からは片道2時間ちょっとのドライブでしたが、出かけた甲斐がありました。


予報では、今日も蒸し暑い日になりそうです。こう暑い日が続くと参ってしまいますね。夏ばてと熱中症に注意して、楽しく短い夏を満喫したいものです。さて、今日はどこへ涼みにでかけようかと考える、金曜日の朝であります。

2015年7月30日木曜日

マリオン20歳を祝う

今週7月28日、マリオン20歳のお誕生日は、家族4人でささやかに祝いました。シャンパンで乾杯して、マリオンに20歳になった感想を聞きましたが、いつものように恥ずかしそうにはにかんで、多くは語りませんでした。

お料理は本人の希望を聞いて、フィリップが2種類の自家製パスタを作りました。このブログの「おうちで手早く生麺を食べたいと思ったら」でご紹介したことのある便利なマシンを使いましたよ。

 
フィリップの特製ペストと毛蟹のペンネ、そしてサーモンの平麺の方は隠し味にウイスキー(山崎)が。どちらも愛情たっぷりで、すこぶる美味しかったです。

 
大満足の食事の後は外に出て、花火を楽しみました。20歳になっても子供の頃から変わらずとても怖がりなマリオンが、周囲に蛾や虫が居ると大騒ぎでした。

 
そして、賑やかな花火の後は、待望のデザートタイム。今年も八戸市Le Plaisir (ル・プレジール)の鈴木隆悦オーナーパティシエに特別にお願いして作って頂きました。マリオンの希望でチョコレートをメインに、後は隆悦さんがガナッシュ、キャラメル、ヘーゼルナッツ、ピスタチオなどをアレンジして仕上げてくださった魅力的な誕生日ケーキです。以前プレゼントしたニューカレドニアの上質なバニラビーンズも使ってくださったそうで嬉しかったです。


 
去年のケーキはこのブログの「マリオン19歳を祝う」でご紹介しました。今年は20歳のお祝いにふさわしく、さらに優美で、とろけてしまいそうな味わいで、みんなでうっとりしながら頂きました。
 
勤勉で真面目なマリオンは、高校卒業後プレパと呼ばれる2年間の大変厳しい学業を無事に終えました。9月からは大学に入り直して経済の勉強を続ける予定だそうです。妹想いで心優しく、繊細で努力家で、そしてとてもお洒落なマリオン。この先どんな道へ進むのか楽しみです。それにしてもあの幼かったマリオンが、いつの間にか20歳だとはと感じ入る、木曜日の朝であります。

2015年7月29日水曜日

家族で爽やかモヒートを~みさわ七夕まつり2015最終日

日曜日に「涼を求めて白華山法光寺」から帰宅後、今度はみさわ七夕まつりへ徒歩で出かけました。ゆっくりと歩いて、アメリカ広場の辺りまで30分ほどです。私にとって「七夕まつり」はなんと言っても仙台。三沢の七夕飾りは、あの絢爛豪華で見事な笹飾りとは比べ物になりませんが、馴染み易くて可愛い感じです。両脇の出店を冷やかしながら、メインストリートを4人でぶらぶらと歩きました。

そして立ち寄ったのが、こちらの格好いい屋外バー。

 
中居酒店~楽しさ広がる酒の専門店さんのスタンドです。一成さんに、是非マリオンとエマをご紹介したいと思っていたのです。とても綺麗だと感激してくれて嬉しかったです。なんだかこうして見ると、一成さんが彼女たちより年下のようですね。
 
 
みんなに大人気のモヒートを、一成さんの弟の亮さんが作ってくださいました。これが美味しいのなんのって!フィリップ以外はアルコール抜きにしてもらいました。
 
 
亮さんの愛妻の明夏さんも、女性の目からマリオンとエマをとても褒めてくださいました。
 
 
格別のモヒートを味わった後は、マドモワゼルたちの希望で焼きそばを探して歩きました。一番美味しそうな焼きそばと飲み物を買って、メインストリート脇にテーブルを見つけて4人で腰掛けて、行き交う人たちを眺めながら食べました。
 
腹ごなしをしてから、今度はオレンジ広場へ向かいました。カジュアルフレンチレストランNorth 40-40 の平林シェフにご挨拶しようと思ったのです。残念ながらシェフにはお会いできず、七夕飾りをかいくぐって戻って来て、今度はデザートにアイスクリームなどを買って腰を下ろしました。薄暗くなって来て、七夕飾りに明かりが点り綺麗でした。
 
 
こうしてなんとなくみさわ七夕まつりを楽しんで、また来た道をお喋りしながら帰りました。なんともよく歩いた一日でした。パパのモヒートを味見して、自分のアルコール抜きよりずっと美味しいと残念がっていたエマの顔を思い出して笑う、水曜日の朝であります。

2015年7月28日火曜日

日本一の三重の塔~涼を求めて白華山法光寺

蒸し暑い日が続いていますね。日曜日の午後、涼を求めて南部町の白華山法光寺へ出かけました。ナビに従って美しい千本松の中をそろそろと進み、駐車場に停めて車を下り、閑散とした山門前に立つと、なんだか厳かな空気が漂っているように感じられました。


カナカナ蝉が物悲しそうに鳴く中、お地蔵様たちに見守られながら4人で進み、


巨大な鯉たちに挨拶をしながら下庭の池にかかる2つの小さな橋を渡り、


すでに歩き疲れたエマの愚痴を笑い飛ばしながら階段を上って本堂へ。



境内が予想以上に広くて見ごたえがあり驚きました。本堂内見学の後、表示に従ってあちらこちら見て歩きました。

 本堂階段より見下ろす
 鐘楼
 



水子地蔵堂

 仏舎利塔
 

そして遂に、日本一高くて大きいと言われているお目当ての三重の塔に辿り着きました。高さは33mだそうです。
 

 
形ばかりお賽銭を入れ、神妙に手を合わせたフランス人たちを、日本の神様たちは暖かく受け入れてくださいました。大変見ごたえのある白華山法光寺は、マリオンとエマにとってどの風景も印象的だったようですよ。




美しい日本の文化と伝統に触れたひとときを思い返し、少しばかり神聖な気持ちとなる、火曜日の朝であります。

2015年7月27日月曜日

現代アートに触れたくなったなら~十和田市現代美術館

先週のある曇り空の日、4人で十和田市現代美術館へ出かけました。以前、このブログの「十和田市官庁街通り(駒街道) で癒されて」でご紹介したように、カフェへは入ったことがあるのですが、肝心の美術館へ入るのは実は初めてでした。


最初の常設展示室へと、ひとり先に足を踏み入れた長女マリオンが悲鳴を上げました。なにごとかとみんなで入ってみると・・・

 
 
高さ4m近くあるこの大迫力の彫刻作品を作ったのは、オーストラリア出身のハイパーリアリズム彫刻家ロン・ミュエク氏だそうです。イギリスを本拠地に、活躍なさっているそうです。帰宅してから、その他の作品をこちらでも見て楽しみました。
 
21名の世界のアーチストたちによる常設展示作品を回った後、撮影が許されている企画展示の方へと進みました。特に印象的だったのが、こちらです。
 

 
相川勝氏によるCDのコピーです。コピーとひとくちに軽く言えるようなものではありません。ジャケットはもちろんのこと、歌詞カードからCDまで全部再現されています。視聴することのできる相川勝氏による歌には思わず笑ってしまいましたが、なにしろ細部まで再現されていて凄いのです。
 
相川勝HPより
 
しかも、相川勝氏が大変思い入れがあるというこれらのCDのほとんどが、フィリップの好きな音楽だったものですからたまりません。もちろん、展示されていたほとんどのCDを持っています。いったい相川勝氏とは、どんな人なのかしらと興味津々です。
 
展示物を鑑賞した後は、隣接のカフェに腰を下ろして、みんなでおやつ代わりにピザやナゲットをつまみました。なんとも居心地の良いカフェです。家族で現代アートに触れた楽しいひとときを振り返る、月曜日の朝であります。