一真さんは、私たちのために特別に、すでにコースを組んでくださっていました。八戸の街並の夜景を楽しみながらシャンパンを頂き、お料理を楽しみに待ちました。なんだか、発表会で舞台に立つ我が子の登場を待つような心持ちがしました。
次に登場したのは、まるで絵のように美しい、新鮮な魚介類と野菜などの一皿でした。食べてしまうのがもったいないようでしたよ。
一真さんはお忙しい中、厨房からわざわざ出て来て、お料理の説明をしてくださいました。
そして次は、ブイヤベースでした。今月いっぱい開催されている八戸ブイヤベースフェスタに駆け込みで間に合いました。
貝類を主とした具を、ガーリックトーストなどと共に頂きました。そしてその味わい深いスープを、なんとイカスミパスタに入れ二度楽しめるという、趣向を凝らしたブイヤベースでした。
そして、ワゴンを運んで登場なさった金子さんを見るや、「ああ、クレープシュゼットだ!」と二人で思わず歓声を上げてしまいました。
クレープシュゼットを頂いたのは何年ぶりのことだったでしょうか。クレープの味はもちろんですが、金子さんの素晴らしい技術と演出、そしてユーモアに溢れた絶妙なトークに大喜びしてしまいました。
一真さんの素敵なおもてなしを受け、とても幸せな晩でありました。今後の、東京での一真さんの活躍がとても楽しみです。いつかきっと、フランスへ羽ばたいて行かれるのではないでしょうか。何かに情熱を持ち、ひたむきに努力を続ける若者に出会えたことを改めて嬉しく思う、火曜日の夕方であります。
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