まずは、欧州館で開催された「ヨーロッパの高品質な材料を使った料理実演・試食会」について書きたいと思います。講師は、世界的に有名な料理人養成学校ル・コルドン・ブルー日本校のエグゼクティヴ・シェフである、ドミニク・コルビ(Dominique CORBY)氏でした。
美味しく興味深かったのはもちろんですが、シェフがとてもユニークで楽しかったので、昨日と今日の2回参加しました。今日は昨日の実演・試食会についてご紹介したいと思います。
シェフがまず実演してくださったのは「豆乳とフォアグラのロワイヤル、バルサミコとオーガニックジャム・フィオールディフルッタのソース」です。これでは何のことやらわかりませんが、大雑把に説明すると、豆乳を使ったフォアグラ入りの茶碗蒸しです。3種類のジャムとバルサミコなどを合わせたソースをかけて食べるのです。試食すると、それはもう驚きの美味しさでした。
次のお料理は、「季節野菜のスープ、豆乳、パルマ・ハム添え」です。人参や葱などの野菜のスープですが、こちらにも豆乳を使っていらっしゃいました。しかも低脂肪のものです。まろやかな優しい味でした。
シェフのドミニク・コルビ氏の説明は、なんと全て日本語でした。ユーモアを交えて、日本語をとても流暢に話すので、感心してしまいました。来日してからかれこれ20年だそうです。
シェフのプロフィールを見ると、「トゥールダルジャン」パリ本店副料理長を務めた後、来日して同レストランの東京支店、ホテルニューオータニ大阪「さくら」などで腕を振っていらっしゃったようです。今でも、日本の伝統食材や和の調理法を取り入れたフランス料理を研究し続けているのだと聞き、頭の下がる思いがしました。
さて、最後のお料理は、なんと「小鯵の南蛮漬け」です。シェフの南蛮漬けが洋風な点は、衣の小麦粉にパプリカを混ぜる点と、揚げるためにオリーブオイルを使う点でした。
今回、特にシェフが力説していらっしゃったのが、欧州の商品を選ぶ際には、欧州連合の品質認証ロゴの付いたものをということでした。
シェフがお使いになったオリーブオイル、バルサミコ、香辛料、ジャムなど、全てに認証ロゴが入っていました。4種類のロゴの意味の違いなどについては、また後日ご紹介したいと思います。
楽しく美味しかった実演・試食会の写真を眺めながら、ドミニク・コルビ氏のお茶目な笑顔とユーモラスなお喋りを思い出して笑う、木曜日の夜であります。
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