2015年6月13日土曜日

(続)万里子の鶴 秋バージョン

先日、幼友達の玲子ちゃんが送ってくれた写真を見て感激しました。


以前このブログの「万里子の鶴 秋バージョン」でご紹介したことのある私のアートもどきの額を、玲子ちゃんご夫妻が仲良しのフランス人夫妻にプレゼントしてくれたそうなのです。

玲子ちゃんは、旦那さんの仕事のためパリに数年暮らしていたのですが、このたび転勤で日本へ戻ることになりました。帰国が決まった時彼女から「この額は、真美が友達の万里ちゃんの思い出の着物で作ったものなので、この機会に日本へ持ち帰って万里ちゃんにプレゼントさせてもらうというのはどうかしら。あるいは、お世話になったパリのお友達に託していくことも考えたりして。」と相談してくれました。そんな玲子ちゃんの思いを万里ちゃんに伝えたところ、彼女の暖かい心遣いに感激しながらも、もし喜んでくれるフランス人のお友達が居るのであれば、彼らにプレゼントしてくれたらとても嬉しいとの返事でした。


玲子ちゃんによると、ご主人のクートさんは翻訳家だそうです。日本語はできないものの、源氏物語、谷崎や三島由紀夫、井上靖などを愛読なさっているそうです。奥様のギゼラさんは玲子ちゃんの大の仲良しで、元看護婦さんで料理の達人だとか。パリの日本フランス文化センターで、古い日本映画見たり、日本料理の講習を受けたり、最近は、りんけんバンドのコンサートや志村ふくみさんの草木染め見て感激されていたのだそうです。

万里ちゃんが「処分してしまうより何かに役立てて欲しい」とくれた子供の頃の晴れ着を、私が「万里子の鶴 秋バージョン」にさせてもらい、玲子ちゃん夫妻が気に入って買ってくれ、そのおかげで売上金を日本赤十字社に寄付させて頂くことができました。そしてさらに、大切な心の友たち、万里ちゃんと玲子ちゃんご夫妻の思いやりと愛情の詰まった私のこの額が、親日家の素敵なご夫妻のお宅に仲間入りさせて頂けたなんて!しみじみと幸せを噛み締める、土曜日の朝であります。
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