今日は悲しいお知らせをしなくてはなりません。8月20日推定時間午前7時頃、母が急性循環器不全で亡くなりました。83歳でした。
(2016年、我が家で傘寿の祝い)
20日の午後、母の買い物やお手伝いに通ってくださっているヘルパーさんから職場に電話があり、家の鍵が閉まっており、リビングの窓から覗くと、母が床にうずくまっていて動かないと伝えられました。母は、腎臓疾患からたまに貧血を起こすことがあったので、最初はまたそうではないかとたかを括っていました。後から「ごめん、心配かけて。大丈夫よ!」とLINEメッセージが届くのではないかと、軽く考えたのです。ところが、しばらく待っても何の音沙汰もありません。ヘルパーさんに電話をしてみると、脈がないので、すぐに帰って来てほしいと、声を震わせていました。
そんなはずはない、何かの間違いに違いないと疑いながらも、電話でフィリップの声を聞くと涙が溢れました。青森市から三沢市へ戻る道中は、早る気持ちを抑えて、なにしろ事故を起こさないようにと運転しました。フィリップにも、気を確かに持って、スピードを出さないでと言われたのです。
やっと病院の駐車場に着き、携帯の着信履歴にかけてみると、それは病院からではなく刑事さんからでした。そして、母が亡くなり、検死のため、警察署に運ばれたと告げられたのです。それでもまだ信じられない気持ちでした。でも、病院の前で待ってくれていたフィリップと警察署に着くと、母は本当に冷たくなってしまっていました。
最後に会ったのは、その4日前の日曜日です。また、前夜の8時頃、LINEでやりとりをした際も、いつもと特に変わりはありませんでした。猛暑が心配だったのですが、窓から気持ちの良い風が入ると、苦にしていませんでした。ただ、夜眠れないことが多く、朝までテレビの前に座って映画を観ることがしばしばあり、その日もそうだったのではないかと思います。
唯一の救いは、苦しまずに、あっという間に事切れたということです。しかも、自宅のお気に入りの場所で。
昨日、家族だけで母の火葬をとり行いました。久しぶりに5人揃い、和やかに見送ることができたので、母も喜んでくれたと思います。関係者や友人の皆さまにあらかじめご連絡をせず、お別れの機会も設けずごめんなさい。故人ならびに遺族の意思により、お花やお香典は辞退させて頂きますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
悲しんでくよくよしていると母が心配するので、気を落とさず、前進あるのみ、引越しも予定通りいたします。見守っていてね、と空を見上げる、月曜日の午後であります。
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