フィリップは、料理やお菓子作りのためにオーブンレンジを使うたび、思うような焼き加減にならないとブツブツ文句を言います。日本で買った過熱水蒸気オーブンレンジはあまりにも小さく、その上使い方が複雑過ぎるようです。これでも、当時にしては一番大きな製品を思い切って買ったのですが、確かに、フランスで愛用していたガスオーブンに比べると、まるでおもちゃの様に見えてしまいます。
昨日はフィリップが思い立って、この「おもちゃ」でパン作りを始めました。先日、六ヶ所村在住フランス人の友達、ダニエルお手製のパンをご馳走になって感激し、彼女に頼んでそのレシピをもらいました。しかも、ドゥニーズがフランスの絶品生イーストを分けてくれたのです。
さて、フィリップのパン作りを興味津々で覗き見していると、生地をこねながら、自分の感覚で小麦粉を量りもせずに足したりして随分ダイナミック。こんなに適当な作り方では、美味しいパンが出来るはずもなしと笑っていたのですが、あらびっくり!
早速味見をして、これはイケる!と二人で大喜び。冷蔵庫からチーズやピクルスを取り出して、本格的に食べ始めてしまいました。デザート代わりの最後のもうひと切れは、ジャム工房 otte (オーテ) の栄子さんから頂いたマルメロのジュレと共に。二人で唸りながら楽しみました。
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