初秋の種差海岸にミシュラン２つ星シェフ！

台風一過で良いお天気となりましたが、昨日の雨は凄まじかったですね。浸水、土砂被害、河川の増水や氾濫などへの警戒が呼びかけられ、八戸市内には避難された方も大勢いらっしゃり、大変だったことと思います。

そんな大雨にもめげず、私たちは種差海岸へと向かいました。フランス料理を味わうイベント「キッチンカーでめぐる各地食材の旅＠八戸種差海岸」に参加するためです。グルメイベント「ダイナースクラブ　フランスレストランウィーク2013」のプレ企画だそうです。

ブランジュリーTAKAさんがちらしを下さったおかげで、この企画を知ることができました。ちらしににはこんな魅力的な情報が書かれていました。

初秋の種差海岸でフランス料理！

ミシュラン２つ星、世界が期待するフランス人若手シェフ初来日！

「ログザリス」ジャン・シュルピス氏

八戸プラザホテル須田料理長と

奥州「ロレオール」伊藤シェフとのコラボ実現！

 

八戸産さば、海峡サーモンを使ったフランス料理が

一皿500円！各品限定200皿、売り切れ終了です。

種差海岸の天然芝生で海を眺めながら行われるはずでしたが、悪天候のため、南浜公民館へ会場が移されました。11時半頃に到着すると、会場入り口で、スタッフの方たちが、びしょびしょになった傘や靴を入れるためのビニール袋を配っていらっしゃいました。なんとか玄関を上がると、目の前にテーブルが並び、すでに出来上がったサーモン料理のお皿がいくつか並んでいました。まずは整理券を買い、料理を持ち帰る人以外は、整理券をお料理に換え、2階で座って食べることができるとのことでした。

そんなスタッフの説明を聞いていると、ジャン・シュルビス氏がこちらに気づいてくれました。もちろん初対面ですが、フィリップと「ボンジュール！」と声をかけると、笑顔で玄関の方まで来てくれました。ここでフランス人に会うとは夢にも思わなかったようで、とても喜んでくれて、いろいろと立ち話をしました。

ミシュラン2つ星のシェフと聞き、恰幅の良い気難しい感じのフランス人を想像していたのですが、若くてとても気さくな人なので驚きました。八戸の食材の素晴らしさに感激していらっしゃいましたよ。初めて来た日本にすっかり魅了されてしまったようです。来日を楽しんでいらっしゃる様子を見て、とても嬉しく思いました。

フランスでは家庭料理の本も出し、大活躍のようです。22歳で独立し、26歳で一つ星、2011年に31歳の若さで二つ星を獲得とのことです。突出した才能とセンスが伺えますね。

 

さて、肝心のお料理の方のことをご報告しなくてはいけませんね。

まずは「海峡サーモンと青森産ホタテのタルタル　野菜のピクルス添え」を頂きました。

 



食べ始めてしまってから、お皿を上下逆に置いて写真を撮ってしまったことに気づきました。実はタルタルの向こう側に、綺麗な飾りつけが施されていたのです。

見た目もこの様に美しく、新鮮な素材の美味しさを生かした素敵な一皿でした。

2種類目のさばの方は、時間がかかってしまっていました。なにしろ、公民館のオーブンが小さくて、一度に6人分しか料理できないとのことで、スタッフの方たちが謝っていらっしゃいましたが、仕方がないですよね。さばの整理券を片手に、また玄関でうきうきと待ちました。

 

さぁ、お待ちかね、出来立てあつあつの「さばの包み焼き、ライム風味のフェンネルのコンフィ」です。きっちりと閉まったアルミホイルを開けると、さばやライムやフェンネルのいい香りが一挙に押し寄せて来ました。シンプルながら、最高に美味しかったです。



 

これらのお料理が一皿500円で味わえるとは！悪天候のため、会場内は予想していたよりも静かでしたが、子供からお年寄りまで気軽にフランス料理を楽しめる、とても素敵でお得なイベントでした。

 

 



帰りも激しい降りで、びしょ濡れになりましたが、行った甲斐がありました。ジャン・シュルビス氏との出会い、そして須田料理長にもお声をかけて頂き、とても嬉しかったです。

今後、日本各地で10月6日まで続く、グルメイベント「ダイナースクラブ　フランスレストランウィーク2013」も盛り上がるといいですね。さて、どのレストランへ行こうかと悩む朝であります。
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