2013年9月1日日曜日

魅惑のワイン ジゴンダス

フィリップの影響で、今までにいろいろなフランスのワインを味わって来ました。記憶力が悪いので、忘れてしまったワインがたくさんありますが、ジゴンダスの赤ワインは大好きで、これは忘れようにも忘れられるものではありません。

ジゴンダスはフランス南東部の小さな村です。


きらめく葡萄茶色(えびちゃいろ)のワインをグラスに注ぐだけで、フルーティな香りが漂います。実のしまった甘いサクランボ、つぶした赤いちご、よく熟した黒いちご、カシス、ブルーベリーなどの香りだそうです。うっとりとする程の深い味わいがしっかりと長く続きます。ジゴンダスのオフィシャルHPによると、干しスモモと無花果、白胡椒、タイム、甘草などの味わいなのだそうです。そう言われて飲んでみると、なんだかそんな気がして来ます。

フィリップの料理と共にこのジゴンダスを楽しんだ、ノルマンディ時代の食卓の写真をご紹介します。一枚目は、ノルマンディの潮風を受けながら育った、少し塩気のある子羊のローストです。

 
そしてこちらの二枚目が、鴨とブラッド・オレンジの一皿です。


どちらのお料理にも、それぞれのジゴンダスがぴったり調和して、実に美味しかったです。

さて、先日、母からのメールに、「そういえば、昔取り寄せたフランスの赤ワインが一本、冷蔵庫で眠っているの。」とありました。「どんなワインなの?」と返信すると、しばらくしてから、「見てみたら、GIGONDASと書いてあるよ。」という返事ではないですか!フィリップと大騒ぎになりました。母には、「どうか大事に、野菜室で保管しておいてください。」というフィリップの切なるメッセージを伝えました。

昨日、そのジゴンダスを味わいに、三沢の実家へ出かけました。母と共に出迎えてくれたのは、私たちがノルマンディで飲んでいたジゴンダスよりずっと高級品でした!


極上のジゴンダスに唸りながら、フィリップが取材用に作ったゴルゴンゾーラとズッキーニのクラフティの残りと、うちの庭で摘んだばかりのルッコラのサラダを食べました。


シンプルなランチとなりましたが、母はフィリップのクラフティを、「くどさがなく、とても美味しい。」と喜んで食べてくれて嬉しかったです。母が茹でてくれた、山形特産だだちゃ豆と青森特産嶽きみも最高でした。3人の食卓が楽しくて、母の携帯の根付の猫も笑っていましたよ。


母のおかげで、日本へ来て初めて、久しぶりにジゴンダスを味わうことが出来ました。この魅惑のワインを作るジゴンダスという小さな村を、いつの日にか訪れてみたいと、思ったりしながら舌なめずりをする朝です。

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2 件のコメント:

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  2. ママ、そうか、そういえばノルマンディで飲んでもらっているのね!昨日の2004年ジゴンダスは本当に、至福の味だったねぇ。え、で、さらに2本お取り寄せ!?さすが!(笑)嬉しい、どうもありがとう。伝えたら、フィリップの目もきらり~ん。一緒に飲むのを楽しみにしているね。

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