"Cap"とは岬のことで、「レヴィ岬」の遊歩道です。このコースもお気に入りで何度か回ったので、地図が黄ばんでよれよれになっています。
自宅から40分程車を走らせると、出発地点の岬です。その小さな港の駐車場に車を停めて、出発です。
くねくねと曲がりくねった海沿いの歩道を、潮風に吹かれながら歩くのはとても気持ちの良いものです。なんとも穏やかな海ですが、頑強な要塞が作られた1800年初期はどんな様子だったのでしょう。
このあたりから、小さな村へと続くのぼり道となります。振り返って海にさようならをします。
村の一角に、大昔の洗濯場跡がありました。
田舎の散歩道では、さまざまな動物たちに出会える楽しみもあります。少し寂しそうなロバが居ました。そういえばフランスでは、分からず屋のことをロバのような人という言い方をします。ロバは一度動かないと決めたら、てこでも動かないそうですね。
微笑ましい馬の親子も居ました。フランスの話し言葉で、見込みのありそうな人のことを「良い馬」と言うそうです。
貫禄十分な牛にも出合いました。フランス語では、働き者を形容する時に登場します。
「なにか御用?」と振り返ったのは子牛です。子牛の形容は知りませんが、私にとってはひたすら「美味しい」となります。
そしてこちらの、潮風を受けた牧草を食んで育ったノルマンディの羊たちが、また格別なのです!思い出すだけで興奮してしまうので、少し気を静めなくてはなりません。
フランス語で「5本足の羊」と言うと、珍品や、理想的な人、奇才などを指すそうです。なぜそれが羊でなくてはならないのでしょうか。
こんな風に動物たちに出合いながら歩いていると、6㌔のコースはあっという間です。ゴールの小さな港へ戻り、海を見ながらお弁当を食べたものでした。髪を揺らす潮風のようにあずましい思い出です。
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