うっすらと焦がした表面のカラメルを、少しずつかりかりとスプーンでつつき、ねっとりとしたカスタードをそっとすくって口に入れて・・・と、思い出すだけでうっとりします。なんだかバニラの香りがして来ました。
こちらは、ノルマンディの私たちの家からシェルブールの町へ向かう途中の、海を見下ろすレストランLa Gourmandine(ラ・グルマンディンヌ)のクリームブリュレです。
クリームブリュレはポピュラーで簡単なデザートなので、家で作ったり、カフェなどでも気軽に食べることができますが、本格的なパティシエの作るものはやはりどこか違いました。
クリームブリュレを思い出しついでに、私の心に残る、その他さまざまなデザートをご紹介したいと思います。
シェルブールのYvard(イヴァール)というチョコレートとお菓子の店の小さなお菓子です。老舗で、伝統的なフランス菓子にこだわり続けています。
それに挑戦するかのように、数年前に同じ町に登場したのがJean-François FOUCHER(ジャン・フランソワ フシェ)というお洒落な新世代のお店です。そこだけパリであるかのような雰囲気を醸し出しており、前を通りかかるとついつい吸い寄せられて、チョコレートやお菓子を買ったものです。中でも好きだったのはマカロンです。
こちらは、Le Pily(ル・ピリー)という大好きなレストランのデザートのひとつです。ミシュランの星付きレストランで、丁寧に作った美しいデザートで毎回楽しませてくれました。
シェルブールを離れて、こちらはフランス西部ペイ・ド・ラ・ロワールのCastel Marie Louise(カステル・マリー・ルイーズ)という名のホテルのレストランのデザートです。洋ナシと林檎の一皿であったように記憶しています。
花の都パリでは、さすがに洗練されたデザートを楽しむことができました。中でも一番印象的だったのが、Pomze(ポムズ)というレストランのこちらのデザートです。食事からデザートまで、全て林檎を使ったレストランで、このデザートも、林檎のチップやソースが彩を添えています。
パリでは日本人パティシエたちも活躍しています。こちらは、パティスリー・サダハルアオキのフランボワーズのマカロンと、抹茶のエクレアです。奥様の雨宮塔子さんは、毎日定治さんのデザートを召し上がっているのかしらと、ミーハーなことを思いながら食べたものです。
写真はまだまだあるのですが、切りがないので、この辺で終わりにします。フランスの甘い誘惑にはいつも負けてしまい、よく食べていました。アルバムに残る数々のデザート写真を見て、我ながら呆れてしまった朝であります。
このブログを多くの方に見て頂けるよう、ぽちっとご協力よろしくお願いします!
0 件のコメント:
コメントを投稿