2013年8月26日月曜日

ブルゴーニュ地方のワイン醸造家 仲田晃司さん

仲田晃司さんの作ったワインとの出合いは、廿六日町の宮重酒舗の宮重さんのおかげです。宮重酒舗さんへは時々お邪魔して、宮重さんとワイン談義をしながら、その日の料理に調和するワインを選ぶのを楽しみにしています。そんなある日、宮重さんが「素晴らしいのがあるのだけれど、これはもう飲んだことがある?」と目を輝かせて出して来てくださったのが、仲田さんによる2010年のル・デュモン、ブルゴーニュの白ワインだったのです。

 
 

宮重さんの説明を聞きながら、そういえばフランスのテレビ番組で、「遠い日本からブルゴーニュへやって来て、素晴らしいこだわりのワインを醸造している日本人が居る。」と、家族で紹介されていたことを思い出しました。

また、同じ商品ではありませんが、フィリップと私の愛読書、亜樹直原作、オキモト・シュウ作画の「神の雫」でも、仲田さんのワインが紹介されていました。



仲田さんは、大学時代にフレンチレストランでアルバイトをし、そこで初めてワインに出合ったのだそうです。そこで「美味しい」「飲みたい」「買いたい」などで終わらず、「造りたい」となるところが違いますね。また、思ったり願ったりするだけに留まらないで、フランス語もわからず、頼るつてもないままに、あのフランスという国に飛び込んでしまったというところが凄いと思います。

仲田さんのワイン造りは、「周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念」であることを知り、あっぱれ日本人!と嬉しくなりました。美しいオレンジ色のラベルの「天地人」という漢字によるメッセージにも惹かれます。「天候も土壌も自分ではどうにも出来ないけれど、人だけは違う。人は努力することでワインをもっと美味しくできるから。」という思いで、「人」の文字が少し大きめに書かれているのだそうです。私はとても単純なので、こういう話を聞くと心底感動してしまうのです。

さて先日、ちょっと久しぶりに宮重酒舗さんに寄って、宮重さんも一押し、仲田晃司さんのクレマンを頂いてみました。

 
フィリップの、海老とホタテの一皿とぴったりと調和して、それはそれは美味しかったです。暑い夏に、くせになりそうな魅惑の泡です。
 
仲田さんの目指すワインは、高級ワインではなく、みんなに飲んでもらえるような「飲んで美味しいワイン」なのだそうです。世界的に著名になった今でも、その信念は変わることなく、日々謙虚に努力なさっているとのことで、脱帽です。
 
「努力」という言葉はどうも苦手な自分ですが、せめて日々このブログの更新はがんばって行きたいと思っています。みなさん、今後ともどうぞよろしくお願いします。

宮重酒舗の情報はこちらです。
住所: 〒031-0044 青森県八戸市廿六日町20−3
電話:0178-43-0061  
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