土曜日、オリヴィエ主催のシャルキュトリ・パーティが仲間内で開かれました。シャルキュトリ(Charcuterie) は、ソーセージ、パテ、リエットなど、食肉加工品の総称で、フランスの食文化には欠かせないもの。フランスには450種類を超えるシャルキュトリがあるというのですから、驚きですね。
パーティは19時からでしたが、早めに出かけ、フィリップが親友のお料理の手伝いをしました。オリヴィエは、メイン料理にと鱈の切り身、ラタトゥイユ風の詰め物、ベーコン、生ハムなどを準備していました。「さて、これらをどうまとめたらいいと思う?」という彼の相談を受けて、しばらくああだこうだと意見を交わしていましたが、最終的にポピエット(Paupiette)にしようということになりました。まずは詰め物を生ハムで巻き、鱈の切り身で挟み、それをぐるりとベーコンで巻き込もうという作戦です。
そうと決まってからは、早速台所に立ち、二人とも真剣そのもの。切り身が不揃いなので大変だったようです。
準備する様子を観察していると、ふたりの性格の違いが良く分かって面白かったですよ。
やっと人数分の下準備が出来上がって、
すっかりご満悦のふたり。
でも準備はまだまだこれから。足りない椅子を補充したり、家具を二階から運んでセッティングしたり。そしてその後は、パーティの主役のシャルキュトリの盛り付けです。私はいつもながら、せっせと働くオリヴィエとフィリップに茶々を入れる役どころ。
ずらりと並んだ
シャルキュトリ。両脇の2種類のパンは、その朝フィリップが自宅で焼きました。 ![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi8lz2WGXskxk6vudg1-G0pG6Gxgq7Ly2kgGJ7lky8rUDxaKBusOVKxq3ER0laT0J-Dli73yol-BczyzK8bn4q7zlQm9DuPhVQknAueNIJFviYp7O6c_1LFZ3Xbiecyzoa3Iwx4LN6NTno/s640/IMG_7859-001.JPG)
オリヴィエは、カナッペやサーモン、海老のおつまみなども用意してくれていました。
お鍋に入れるところがなんともオリヴィエらしくて楽しいです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjHBS0koXMl8zVpkNDv42WeAnQM5VGI6Kw2R9n6UUw4mlmm3F_7_YxixeKdShYUl3Kfb5s-dzeESULVPnMj0DdaVrhNlNdMXA0Z7ZAnll5q5rntBROEJNZtH_5vX1dgzmjbkzkJ4uvpFNs/s400/IMG_7867-001.JPG)
オリヴィエの叔父さんお手製のパテ・ド・テット(豚の頭のパテ)やフォアグラ、
そして、ブダンのタルティーヌ!
オリヴィエは、ワインもいろいろ用意してくれていました。
飲んではいけない私も、Châteauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ)にはたまらず手が伸びて、ふたくちほど味わい、うっとりしました。
みんなでわいわいとつまんで飲んで。フィリップが焼いた、オリヴィエとの共作ポピエットもとても美味しくて、全員が平らげました。パンも好評で嬉しかったです。
オリヴィエのおかげで、日本ではめったに食べることのできないシャルキュトリを、仲間たちと満喫できて幸せです。
残ったシャルキュトリは、オリヴィエがみんなに少しずつお土産に分けてくれました。我が家では翌日、フィリップがサラダにして、ふたりで唸りながら食べました。
オリヴィエのシャルキュトリ・パーティを振り返って舌なめずりをする、月曜日の朝であります。
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