2016年6月30日木曜日

Spatule (スパチュル: へら) いろいろ

今年から始まったDouce France(ドゥース・フランス)フランス語講座パティシエ専門個人レッスン。フランスへ渡る予定のパティシエの生徒さんたちが、料理やお菓子作りに必要な道具の名称や、厨房でよく使う動詞に、なるべく早く馴染んで頂けるよう工夫して教材を揃えています。


その道具の一つに登場したのが、へら。フランス語では、"spatule" (スパチュル)です。へらと言っても、みなさんご存知の通り、いろいろな種類がありますよね。








最近では、温度計が付いているものや、


水切りが付いているものもあって、なかなか便利そうです。


実は "spatule" (スパチュル)という言葉には、これらのへら以外にも意味があるんですよ。それは、ヘラサギです。なるほど、確かにくちばしがへらのようですね。名前にサギと付くものの、トキ科の仲間だそうです。鳥の図鑑」によると、日本国内では九州に冬鳥として少数が渡来するそうです。


Spatule blanche, Oiseaux net より

また、こちらは日本では見られませんが、淡いバラ色のヘラサギもいるそうですよ。

Spatule rosée, Oiseaux net より

おまけに、同じく"spatule" (スパチュル)と呼ばれている鴨も居るそうです。 日本ではアカハシビロガモと呼ばれているようです。


Canard spatule, Oiseaux net より

さまざまな、"spatule" (スパチュル)を眺めてへらへらと笑う、木曜日の朝であります。 

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2016年6月29日水曜日

さっぱりとした味わいの冷製パスタ~TSUTAYA八戸ニュータウン店 Vida Café

昨日は、TSUTAYA八戸ニュータウン店 Vida Caféで、お昼休みをはさんでDouce France(ドゥース・フランス)フランス語講座がありました。カフェでのお昼ごはんには、フィリップはいつもと変わることなくピザを、ピザには飽きた私は冷製パスタを選びました。青パパイヤソースのあっさりとした味わいが気に入って、これが二度目です。


この冷製パスタは今月から始まりました。小食の方は私のように単品でも注文できますが、セットがお得のようですよ。


この青パパイヤソースの野菜たっぷり冷製パスタの他に、


アボガドとチキンの冷製豆乳カルボナーラがあるそうですが、どんな味がするのでしょう。

そうそう、最近Vida Caféの方でも、小さなフランス 魅惑の楽園ニューカレドニアの魅力的な商品をご覧頂けるようになりましたよ。みなさん、是非お試しくださいね。

昨日のVida Caféでは、以前このブログのこちらでご紹介させて頂いた美矩(みく)さんにも偶然お会いすることができて嬉しかったです。いよいよ東京への引っ越しの日が迫って来て、ちょっとどきどきしているそうでした。でも美矩さんならきっと大丈夫!都会での生活にもすぐに慣れて、元気にがんばれると思いますよ。

さて、早いもので6月も終わりに近づいていますね。来月のVida CaféでのDouce France(ドゥース・フランス)フランス語講座には、また新たな個人レッスンのご予約を頂いております。どんな出会いとなるか、そしてどんなレッスンをさせて頂けるかと期待に胸を膨らませる、水曜日の朝であります。

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2016年6月28日火曜日

天真爛漫な健流(たける)くんも一緒に~Douce France(ドゥース・フランス)フランス語講座個人レッスン

先月、このブログの「ニューカレドニア出張に役立つフランス語を~Douce France(ドゥース・フラン ス)フランス語講座個人レッスン」でご紹介した会社員の I さん。先週のレッスンには、咲希ちゃんの代わりにご長男の健流(たける)くんの手を引いていらっしゃいました。

お父さんが数字の復習でう~んと唸っている横で、フィリップを物珍しそうに覗き見する様子がとても可愛かったです。

フランス語の数え方は、十進法と二十進法が混在しているので、難しいと思われがちです。ややこしいのは確かですが、ゲームのルールのように規則を覚えて慣れてしまえば、結構楽しいものです。 

I さんはお仕事柄、ニューカレドニアの鉱山採掘所で、鉱石のトン数や、ニッケルや鉄の割合といった情報を、現地の作業員たちとやり取りしなくてはならないそうです。いつの日にか、それを書面や英語ではなく、フランス語を使って口頭でと願って、 毎回レッスンでは数字の練習も少しずつ繰り返すようにしています。今は少し苦しいかもしれませんが、きっとすぐに楽に数えられるようになると思いますよ。 

私は、レッスンの通訳をしながらも、邪魔をしない範囲で、健流くんが飽きてしまわないようにお相手をして遊んでいました。健流くんは、なにしろ写真を撮ってもらうのが大好きなようで、撮って見せると、そのたびに大喜び。


「とって~」「みせて~」「とって~」「みせて~」の繰り返し。今度は映像を撮ってみるともう大興奮で、「とって~とって~」と動いて、しまいにはこんなポーズまでしてみせてくれるので、


吹き出しそうになるのをこらえるのが大変でした。レッスンに集中なさっていた I さんは、愛息が背後でそんなことをしているとは、全く気付かなかったそうです。お父さんの邪魔をせず、一時間とてもいい子に待ってもらえて良かったです。 そして!嬉しいことに、 I さんのお宅にはもうすぐ第三子が誕生する予定です!今度は男の子か、それとも女の子かしらと楽しみです。安産をお祈りしつつ、天真爛漫で愛くるしい健流くんを思い出して心が和む、火曜日の朝であります。 


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2016年6月27日月曜日

EURO2016 フランス準々決勝へ!

みなさん、昨日のEURO2016 フランスVSアイルランドをご覧になりましたか?私はあまりサッカーに興味がないのですが、昨晩はフィリップにつられて、一緒に観戦して大興奮でした。

SUD OUESTより

リヨンの新スタジアムでの青と緑のサポーターたちの盛り上がりが、テレビ画面を通して伝わって来て、開始前からどきどき。ところが開始早々、フランスが相手ゴール前でファウル。PKを決められ、なんと試合開始後2分で先取点を取られるという思わぬ失態に、前半はため息の連続でした。幸い、後半ではフランス選手たちの勢いが増し、25歳のアントワーヌ・グリーズマンがやってくれましたね!彼が見事に2点目も決め、逆転した時にはフィリップと二人で大喜び。フランスが抱えるさまざまな問題や、イギリスEU離脱による心配など吹き飛んでしまいそうな試合でしたよ。

さて、こちらはtestavis.fr というサイトで見つけた、EURO2016期間中の消費量に関する微笑ましいデータです。 


試合のある晩は、ピザの消費量が65%も上がるとは凄いですね。一分間に4枚のピザが消費されることになるそうです。それにつられて、ビール消費量は41%の上昇だそうです。

さぁ、準々決勝は来月の3日早朝。果たして起きられるかどうかわかりませんが、これからもフランスを応援したいと思います。どこからかフランス国家ラ・マルセイエーズが聞こえて来るような気のする、月曜日の朝であります。

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2016年6月26日日曜日

一年ぶりに匠家で

先日、三沢でのDouce France(ドゥース・フランス)フランス語講座レッスンを終え、近場で手早くお昼ごはんをと寄ったのは、もはや常連と言えそうなサッポロ香蘭三沢店さん。ところが、いつもよりさらに賑わっており、駐車場が溢れんばかりだったので、仕方なく諦めました。

肌寒いようなお天気で、どうしてもラーメンを食べたくて、しかも時間がなかったので、あれこれ迷わずそのすぐ先の匠家さんに入りました。このブログのカテゴリー「おそとごはん ラーメン」の「三沢市ラーメン食べ比べ」でご紹介したことがあるように、八戸市から三沢市へ引っ越した晩にフィリップと入ったことのあるお店です。近くに居ながら、もう一年以上行っていませんでした。



今回私が注文してみたのは、野菜辛味噌ラーメンです。野菜がたっぷりで嬉しかったです。私のポンコツ心臓には、こういった辛いものや香辛料の効いたものは厳禁とされているのですが、知ったこっちゃありません。食べた後にはやはりバクバクと動悸がしましたが、「まぁまぁ、そう騒がないで。」となだめました。

匠家さんでは、アメリカ人のお客さんが目立ちました。わかるような気がします。

さて、今朝もなぜか心臓がバクバク。左胸に手をやって「全く大げさで困るわ、おとなしくしていてちょうだいね。」と頼む、日曜日のお昼前であります。

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2016年6月25日土曜日

Douce France (ドゥース・フランス)HPもよろしくお願いします!

最近、空き時間に少しずつDouce France (ドゥース・フランス)HPの手直しをしております。もう少しスタイリッシュな感じに、例えば背景の写真を白黒写真や映像にしてみたいと考えたりもするのですが、デザインを一新するにはまだ時間がかかりそうです。

取りあえず、Douce France (ドゥース・フランス)HPを訪れてくださった方たちが、迷わずブログにも来てくださるように、リンクをもう少しわかり易くして・・・みたつもりですが、いかがでしょうか。なにしろ素人なので、試行錯誤の繰り返しです。


また、フランス語会話レッスンのご案内ページでは、生徒さんたちの写真がスライドショーで流れるように変更してみました。以前より少しすっきりとして、いくらか見やすくなったのではないかと自己満足しております。


「ブティック」ページでご紹介する魅力的な商品も充実させ、順次整えて行きたいと願っております。
みなさん、今後ともDouce France (ドゥース・フランス)HPをよろしくお願いいたします。

HPを見直しつつ、背景の色をやっぱり変えようかとも思ったりして・・・なんとも悩ましい、土曜日の朝であります。

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2016年6月24日金曜日

待ちに待ったさくらんぼの季節到来~今年も河門前さんのさくらんぼを

毎年この時期、店先にさくらんぼが並び始めると、河門前啓子さんのさくらんぼを思い浮かべてにやにやとしてしまいます。昨日は楽しみにしていた河門前さんとのお約束の日。フィリップと嬉々として、南部町のお宅へ出かけました。今年もお会いすることができて、とても嬉しかったです。

(フィリップの手前が河門前啓子さん)

南部町の河門前さんのさくらんぼを分けて頂く様になって、今年でもう3年目になります。このブログの『第11回「フランス料理教室」~テーマはさくらんぼです! 』「弟12回」「弟13回」でご紹介したことがあるように、2014年にはDouce France (ドゥ-ス・フランス)料理教室で、生徒さんたちと共に数種類のさくらんぼを堪能させて頂いたものです。

また、去年の様子については、こちらその続編に綴っております。そこでご覧頂けるように、河門前さんのさくらんぼは2015年の南部町サクランボ品評会で最優秀賞に輝いたんですよ!

今年も、私たちは紅さやかを、お友達と母には佐藤錦を買わせて頂きました。晩ごはんの後で、果肉のしまった一粒の紅さやかをお味見すると、上品な甘みと程よい酸味が口いっぱいに広がりました。ついついまた手が伸びては二人で唸って、止まらなくなり、フィリップと随分食べてしまいました。この生食用以外に買った4箱は、去年のようにフィリップが自宅用にジャムやジュレにする予定です。


母も、今年の佐藤錦がとても甘くて美味しいと、大喜びしてくれました。来月登場する大粒のサミットもまた待ち遠しいです。河門前さんに感謝しつつ、またお会いできる日を楽しみにする、金曜日の朝であります。

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2016年6月23日木曜日

美矩さんの都会への巣立ちを応援~Douce France(ドゥース・フランス)フランス語講座個人レッスン

南部町の美矩さんから、TSUTAYA八戸ニュータウン店 Vida CaféでのDouce France(ドゥース・フランス)フランス語講座レッスンに関して電話を頂いたのは先月末のこと。「7月から仕事で東京に住むことになるのですが、6月だけレッスンを受けることは可能でしょうか?フランス語を使う機会があるかもしれないので、少しでも話せるようになれたらと思って。」とのお問合せでした。心配そうな声に、もちろん、「大丈夫ですよ!」と元気良くお答えしましたよ。

そんなわけで、今月は昨日まで3回にわたって美矩さんに個人レッスンをさせて頂きました。若さはじける23歳の美矩さんは、新潟大学で宗教学を専攻、フランス語も受講なさっていたそうです。

初回レッスンでは、単語カードを引いて、それを使って簡単な文章を作ってもらい、美矩さんの頭の中の引き出しからどのくらい、どんなことが出て来るかを見せて頂きました。最初は緊張気味で遠慮がちだった美矩さんに、間違いを恐れずにどんどん、なんでも言ってみるようにアドバイス。フィリップのユーモアに大笑いをしながら、少しずつ打ち解けてリラックスしてくれました。そして昨日のレッスンでは、初回とは比べ物にならない程、いろいろなことをフランス語で表現できるようになり、とても嬉しくなりました。


心優しい美矩さんは、毎回レッスンの後に私にお礼のメッセージを送ってくださっていました。昨日のメッセージでも、私たちのレッスンをとても楽しんで喜んでくださったことが伝わって来て、感激しております。どこに行ってもメッセージのやり取りはできるので、今後もこのご縁を繋げていけたらと思います。

おかげさまで、TSUTAYA八戸ニュータウン店 Vida CaféでのDouce France(ドゥース・フランス)フランス語講座は大変好評を頂いております。生徒さんたちとは、月末に翌月のスケジュールを確認し合って、レッスンの予定を組み立てるようにしております。申し訳ないのですが、現在のところは八戸では新しい生徒さんのための空きはないのですが、ご興味のある方はHPのこちらをご覧の上、どうぞお気軽にご相談くださいね。

さて、来月から東京で、美矩さんにとって新たな挑戦が始まります。身体に気をつけて、元気にがんばってね!と心からの応援を送る、木曜日の朝であります。

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2016年6月22日水曜日

三人のパティシエ大集合の楽しい晩に

昨日は、Le Plaisir (ル・プレジール)のオーナー・パティシエの鈴木隆悦さん・喜代美さんご夫妻と、Douce France(ドゥース・フランス)フランス語講座パティシエ専門個人レッスンの生徒さんの慈子さんと翔くんと6人で、賑やかで楽しい晩を過ごしました。

このブログのカテゴリー「Le Plaisir (ル・プレジール)」でご紹介しているように、パティシエの隆悦さんと喜代美さんとはご縁があり、親しくお付き合いさせて頂いております。近い将来フランスへ渡る予定の慈子さんと翔くんに、大先輩である隆悦さんのフランス修行時代の3年間の、その貴重な経験談を伝えてもらう良い機会になればと思い、みなさんをご招待させて頂いた次第です。

当日はTSUTAYA八戸ニュータウン店 Vida Caféでのレッスンが15時まで入っており、あまり時間がなかったので、3人のパティシエさんたちにもお手伝いをお願いしました。隆悦さんは、アペリティフにと2種類のキッシュと2種類のシューを持って来てくださいました。さすがは隆悦さん、至福の美味しさでしたよ。




フィリップは、繊細な味覚を持つ3人のパティシエと喜代美さんに、さまざまな風味の手料理を食べて頂こうと、下準備に励みました。


前日には2種類のケーク・サレを焼きました。こちらはオリーブと鶏肉入り。鶏肉は二人で大騒ぎしながら、鍋型スモーカーを使って桜のチップで自家燻製したんですよ。



もう一種類は、サーモンたっぷりのパン・ド・ポワソンです。



昨日15時半過ぎに八戸市から帰宅するなり、フィリップは霧の立ち込める庭に出て火を起こし、まずは豚肉をBBQでグリルし始めました。バルサミコ、マイユの粒マスタード、そして今年私たちが一押しのMiel et Miels(ミエル・エ・ミエル)の「ジュラ地方のもみの木のハチミツ」でマリネしたフィレ肉を、りんごの枝でじっくりと焼き上げました。



Miel et Miels(ミエル・エ・ミエル)
ジュラ地方のもみの木のハチミツ
2016年パリ農業コンクール銀賞受賞

前日から寝かしていた生地を広げて、小さなピザも作りました。一度生地を揚げてから焼く、特別な美味しさのピザです。



その他、私のお気に入りバニラビーンズとオリーブオイルで焼く海老、こだわりの自家製ドレッシングとサラダなど、簡単ながらフィリップが心をこめて準備しました。みなさんに大変喜んで頂いて、とても嬉しかったです。



お料理に合わせて男性陣が楽しんだのは、最近フィリップがお気に入りの、お手頃で美味なるフランスワイン。八戸市カブセンターで手に入れることができますよ。



さて、デザートは若いパティシエたちにタルトをテーマにお願いしてありました。慈子さんがチョコレートと自家製フランボワーズのタルト、そして翔くんはさくらんぼのタルトを作って来てくれました。魅力的で心地よい味わいの2種類のデザートを、みんなで堪能させて頂きました。今回初めて会った二人に、フランス語で自己紹介をし合ってもらったりして。隆悦さんは、数回のレッスンでもうこんなに話したり理解したりできるものかと、感心していらっしゃいました。


南部町 KEKU Café(ケクーカフェ)パティシエの慈子さんと

みなさんとの幸せなひとときを振り返る、水曜日の昼下がりであります。

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