早いもので、母が他界してから三週間が過ぎました。時が経つ程に、もう顔を見ることも、お喋りをして笑い合うことも、愚痴を言って優しく宥めてもらうこともできないのだということを実感しています。悲しくてたまらなくなります。
それでも、新居のあちらこちらには母からもらった物があり、それらに囲まれて暮らしていると、なんとなく安心します。
母が大昔に織った、裂織のランナーもそのひとつ。本人は失敗作と笑っていましたが、色合いが綺麗なので、娘は長年大事にしていました。ただしやたらと長いので、かつては半分に折り畳んで使っておりました。ところが、新居のリビングの窓際に敷いてみたら、まるで測ったかのようにぴったり。
こっちから、
ずっと
ずっと
こっちまで。
どうよ、どうよと空を見上げる、木曜日の昼休みであります。
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