お料理はもちろん、手先が器用でなんでもこなしてしまうドゥニーズのことは、このブログの「通訳不要の楽しい食卓~ドゥニーズ・ミシェル夫妻宅にて」や「ドゥニーズのマグレブランチ」などでもご紹介したことがあります。
昨日は、聖ミシェルの日。フランスでは、キリスト教の聖人歴があり、毎日が「聖(誰か)の日」。自分の名の聖人の日が来ると、家族や友人たちに「おめでとう!」と祝ってもらえるのです。ご参考まで、こちらが今年の聖人歴カレンダーですよ。
ちなみに聖フィリップの日は5月3日。フィリップのお誕生日です。フィリップの両親は、息子の生まれた日に当たる聖人の名を付けたというわけです。
聖ミシェルの日を祝うため、ドゥニーズの長男アルノーがフランスからフォアグラを送ってくれたそうです。私たちもそれにあやかれるとはなんと幸運なんでしょう!vida café 八戸NT店で買ってお土産に持って行ったboulangerie TAKAさんの胡桃パンが、この飛び切りのフォアグラにぴったりで良かったです。
ドゥニーズとフィリップは、いつもお料理や日曜大工の話で盛り上がります。愉快な会話を聞きながら、二人の表情やゼスチャーを見ているだけで下手なテレビ番組より面白いのですが、
ミシェルがユーモアたっぷりに愛妻をからかうのが可笑しくて、私は笑いっぱなしです。フィリップもそうですが、フランス人のユーモアはタイミングが絶妙なので感心します。時々私も茶々を入れ、みんなの笑いを取れてかなり嬉しかったです。
さてメインのお料理は、フォアグラの後なのでさっぱりと鱈のソテーとレンズ豆、ネギのクリームなど。美味しくてお代わりをしてしまいました。
お楽しみのデザートは、なんとドゥニーズが八戸市根城の本格パティスリーLe Plaisir (ル・プレジール)のオーナー・パティシエ鈴木隆悦さんに直接電話で注文したというミルフィーユ!白いお砂糖のドレサージュのみでと特別にお願いして、あとはドゥニーズがミシェルとの所縁のあるモチーフのフランスのお菓子で飾りました。ドゥニーズが、8月の私の誕生日を一緒に祝えなかったからと、ろうそくの火を消す役をさせてくれたので、嬉々として遠慮なく思い切り・・・。
楽しく賑やかで美味しい食卓を振り返り、ドゥニーズとミシェル夫妻に心から感謝する、水曜日の朝であります。
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