めっきり寒くなりましたね。北海道上川地方の比ではありませんが、青森県でも先日初雪が降りました。こちらは、昨日の早朝、三沢市へ向かうみちのく有料道路の様子です。ぶるぶる。
寒さと共に、少し良くなっていた腕の痛みがぶり返して、いででで。さらに胸の手術痕も、しくしくと痛み出して参ります。
さて、母の押し入れの荷物から引っ張り出して来たこけしたち。おそらく全て宮城県のものではないでしょうか。
確か、右から二つ目は、仙台市に暮らしていた父方の祖母から私へのプレゼントだったような記憶があります。
晩年は優しくなった祖母ですが、私が子供の頃には会うたびに意地悪を言われて嫌でした。「みっだぐない、なんだってそんなに大きくなったんだべか。」と、大柄の孫を見上げてため息をつくので、子供ながらに傷つきました。
母によると、可愛い長男(父)を東京育ちの娘(母)に取られたような気がして、孫たちのことも素直に可愛がれないのだろうとのことでした。それでも、律儀な母は義父母に随分尽くしていました。
母が特に大事にしていた一番左のこけしは、かなり年季が入っています。良く見ると、胴体に詩のようなものが書かれていました。調べてみたら、宮城県の民謡「さんさ時雨」の歌詞でした!
さんさ時雨か 茅野雨か
音もせで来て 濡れかかる
おめでたい席で歌われる祝い歌だそうなので、もしかすると父との結婚の折にもらったものかしら。