編集部のお二人と、八戸のモデルクラブ所属の可愛い人気モデルさんが来てくださいました。フィリップの願いから、早速、お料理の写真から撮って頂くことにしました。
まずは前菜の、「ホタテのカルパッチョ、セロリとカレーのビネガーとゆずの酸味のあるクリーム仕立て」です。プロの方たちが真剣にお仕事なさっている横からお邪魔して、私もパシャパシャと撮らせて頂きました。
ホタテを緑に縁取っているのは、セロリのエキスです。たっぷり一束分のセロリの茎と葉っぱをミキサーにかけて作ります。新鮮な青森のホタテにセロリの香りが漂います。特製ビネガーとゆずのクリームをつけると、酸味とスパイスが調和して、口の中でホタテが美味しくとろけます。現在、日本のゆずは、フランス料理界でとても人気のある食材です。フランス人シェフたちが「Yuzu, Yuzu」と、こぞって料理に取り入れています。
メインは「鰯のフヌイユ焼、ゴルゴンゾーラとズッキーニのクラフティ添え」です。
みなさん、「フユイユ」をご存知でしょうか?日本では「フェンネル」や「ウイキョウ」とも呼ばれています。アニスに似た不思議な香りのする野菜で、フランスでは大きな塊がごろごろと野菜売り場に並んでいます。日本ではなかなか手に入らないのですが、幸い、ふじもり農園さんの新鮮なフヌイユを、道の駅とわだで手に入れることができました。聞くところによれば、フヌイユは芳香健胃作用があるそうで、美味しいだけでなく、身体にも良い野菜だそうです。
フヌイユをはじめ、いろいろなものをファルシした新鮮な鰯の美味しさは格別です。クラフティの方はふんわりと軽く仕上げています。ゴルゴンゾーラはくせのあるチーズですが、青森のズッキーニと仲良く調和して、ほど良い主張です。
飾りのミニトマトとルッコラは、私たちの家庭菜園から摘みたてです。トマトの方はフランスの「ポム・ダムール(愛の林檎)」をイメージして、飴を絡ませ、白ゴマをまぶしています。「愛の林檎」と聞くと大層ロマンチックな感じですが、何のことはない、「林檎飴」のことなんですよ。
モデルさんに、鰯のファルシの作り方を少し体験して頂きました。お料理はあまり得意ではないとのことでしたが、とても上手にファルシしていらっしゃいました。フィリップがフランス語で説明する横で、私が日本語に通訳します。
デザートは「スパイシーな赤ワイン漬けの桃」です。
重めの赤ワインを使いましたが、デザートとして頂くときにはもうアルコール分は飛んでいます。全部、ごくごくと飲み干して頂けます。シンプルながら、スパイスの利いた味わい深いデザートです。
これらのメニューに合わせた「本日のワイン」は、フランスのブルゴーニュ地方でがんばっていらっしゃるワイン醸造家、仲田晃司さんのクレマンです。ホタテや鰯にぴったり調和しました。
取材を無事終えて、ほっとしました。モデルさんを挟んで記念写真を撮って頂きました。
地元の新鮮な食材を、気軽に、楽しく、ひと工夫してちょっとお洒落に、そして美味しく料理するというのがフィリップの目指すところです。そのお料理に合うワインを一緒にご紹介しつつ、お料理の楽しさをみなさんと分かち合うことができたらと思っています。
フランス語日常会話教室の方もただいま生徒さん募集中です。詳細などはDouce France HPをご覧下さい。http://www.doucefrancemamiphi.com
質問やご要望なども、どうぞお気軽にお送りくださいね。
doucefrancemamiphi@gmail.com
取材をしてくださった編集の方々には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。お料理を喜んでお味見して頂けて、フィリップがとても喜んでいました。
みなさんにお会いできるのを、フィリップと共に楽しみにしております。どうぞよろしくお願いします。
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