あぁ、あっという間に日曜日。先日こちらで、後半はゆっくり過ごすとかなんとか言った舌の根も乾かぬうちに、金曜日にまた二人で三沢市へ片付けに出かけてしまいました。来週末、カーテン屋さんが新しく注文したカーテンを取り付けにいらっしゃることになり、その前にやっておかなくてはならないことがいろいろとあることに気付いてしまったのです。
フィリップが奮闘している間、私は押し入れに詰め込まれていたアルバムの整理をしました。カビで変色してしまったものなどもあり、喘息持ちなのでマスクをして。じっくり見ていると感情が湧き上がって来て一向に進まないので、なるべく早く、処分するか、保存するか決めなくてはなりません。
特に好きな写真はiPhoneで撮って、PCに取り込むことに。甥っ子が幼かった頃の愛らしくてたまらない写真、幼馴染の由佳ちゃんとの小学生時代の写真、親友の玲子との思い出など。みんなにもLINEで送って、無理矢理懐かしさを共有したりして。久しぶりに大切な人たちと連絡を取り合うことができました。
さて、恥を忍んで一枚の笑える写真をご紹介しましょう。4歳の時に「ママとあそぼうピンポンパン」に出演した時の記念写真です。にこやかな歌のお姉さんと、座って見守る母に挟まれて、不機嫌そうな顔で棒立ちになっているのが私であります。
一人ずつ名前を言ってから一曲歌わなくてはならなかったのですが、私は嫌だったのか、恥ずかしかったのか、なにしろ黙ってつっ立っていたような記憶があります。困ってしまったお姉さんが、先に次の子に歌ってもらってからまた私にふってくれて、しぶしぶ歌ったような気がします。
パパのくつ
おおきいな ね、ね、ね
おててがないない ペンギンさん
と、音楽も歌詞もはっきり覚えているのですが、検索しても見つからないので記憶違いかも。テレビ出演が決まってから、歌の先生のところへお稽古に連れて行かれたのも覚えています。
番組の最後に、おもちゃが山盛りになった「おもちゃの木」に向かってみんなで一斉に走り、好きなおもちゃを取って貰えるというのがあり、これもまた苦痛で。みなさん、どうぞお先に、私は何でもいいですとばかりに、ゆっくり行ってよく見もせずに小さな箱を拾ったことを思い出します。
いったいなぜ母は私をピンポンパンなんかに出そうと思ったのかしら。生前に訊いてみれば良かった。なにしろ、娘の反応にはさぞがっかりしたんだろうなぁと笑ってしまう、日曜日のお昼前であります。
いったいなぜ母は私をピンポンパンなんかに出そうと思ったのかしら。生前に訊いてみれば良かった。なにしろ、娘の反応にはさぞがっかりしたんだろうなぁと笑ってしまう、日曜日のお昼前であります。