向かったのは、去年初めて行って二人ともすっかりファンになってしまったお店。その時にこのブログでご紹介した「厨 伴童~秘密にしておきたいこだわりの小料理屋」です。
大将の杉山寿彦さんが市場で仕入れた新鮮なお魚を、さまざまな形で実に美味しく頂くことができます。
珍しいお酒に出合えることも、伴童さんの魅力のひとつです。フィリップの好みを考慮して、今回大将が選んでくださった利き酒3種はこちら。お料理を頂きながら、ちびちびと味わって楽しんでいました。どのお料理にも合ったと、フィリップが一番気に入ったのは、真ん中のお酒だったようですよ。
お料理は、前回のように予算内で大将にお任せしました。カウンターから厨房で働く杉山さんの動きや包丁さばきを見つめながら、何が出て来るかとわくわく待つのも楽しいものです。
まずは、松皮鰈の卵の煮つけ。撮ったつもりだったのですが、なぜか写真が見当たらないので、伴童さんのfacebookより拝借します。
マツカワガレイ (仏名 Verasper moseri)
続くお刺身は、鰊、石投(イシナギ)、竹麦魚(ホウボウ)。鰊のお刺身は初めて!石投(イシナギ)や竹麦魚(ホウボウ)のお刺身も、私たちにとってはとても珍しいものでした。
杉山さんによると、石投(イシナギ)は大きいものだと100㎏にもなるとか。お友達がその位のものを釣って来て、厨房で大奮闘した時のことを身振り手振り話してくださったので、食べながら驚いたり笑ったり。
イシナギ (英名 Stereolepis doederleini)
WEB魚図鑑より
ホウボウ (仏名 Chelidonichthys spinosus)
タチウオ (仏名 Trichiurus)
そして、ほかほか出来立ての出汁巻き卵と、穴子の塩焼き。どちらも、たまらない美味しさ。
締めには、棒寿司を。「前回は鯖でしたもんね。」と、ちゃんと覚えていてくださって、昨夜は穴子で作ってくださいました。これも絶品でした。
最後にサービスで、また珍しいお酒を味見させてくださいました。この秋田県の新政 瑠璃(ラピス)は、フランスにも渡り、好評を博しているそうだと杉山さん。
どれもこれも最高に美味しく、杉山さんとの交流も楽しくて大満足でした。幸せなひとときを振り返る、日曜日の昼下がりであります。