2013年11月5日火曜日

シャネルのネイルと日本の伝統色比べ(その3)

その1その2に引き続き、今日は「シャネルのネイルと日本の伝統色比べ(その3)」です。みなさん、またかと呆れずに、どうぞお付き合いくださいね。

シャネルのHPには、橙系で美しいネイルも3つありました。

ひとつめの617 Holiday (ホリディ)は、目が覚める程、なにしろ鮮やかな色です。

 
この色を見て思い出したのが、少し明るめではありますが、箱根の温泉宿に飾られていた眠り猫の敷布団です。



似たような色を、また和色大辞典で探してみました。こちらの「紅緋(べにひ)」が近いような気がします。植物のアカネに紅花の染料を重ね染めした、やや黄味のある強い赤だそうです。緋色とはやや黄色みのある鮮やかな赤なのだそうです。

 
ふたつめは、473 Coromandel (コロマンデル)です。ニュージーランドに同名の海岸があるようですが、そこから名付けられたかどうかは定かではありません。シャネルには同名の香水もあるようです。

 
 
 
これは「猩々緋(しょうじょうひ)」に近いでしょうか。赤みの強い赤紫だそうです。
 

 
猩々とは、中国の伝説上の猿に似た動物だそうです。能においても、この猩々を題材にした演目が有名であると読みました。
 
 
フィリップはまだ能を観たことがありません。いつの日にか機会があれば、一緒に能の大舞台を観に行きたいなと思ったりします。
 
みっつめは475 Dragon (ドラゴン)です。
 
 
私にとっては、八戸の櫛引八幡宮の鳥居や八幡馬、または紅葉のイメージです。
 
 
 
和色大辞典で探してみると、「深緋(こきひ)」が一番近いような気がしました。
 
 
深緋はアカネに紫根を混ぜた、深みのある緋色だそうです。
 
日本文化特有の色彩感覚に基づいた、伝統的な色とその名称を飽きることなく眺めています。今朝は見事に発色の変わる583 Taboo (タブー)のご法度ネイルを塗りながら、これは濃藍(こいあい)だろうか、鉄紺(てっこん)か、それとも紫紺(しこん)かと悩ましいところです。
 
さて、今日はフランス語会話初級グループ教室の日です。生徒さんと共に、元気に楽しくがんばります! 
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