2022年10月23日日曜日

可愛いエマ猫の思い出〜2006年11月01日のフランス日記より

今日ご紹介するのは、我らが煤(すす)ではなくて、懐かしのエマ猫でございます。フィリップの次女エマがまだ8歳の時の思い出日記です。

20061101

ハロウィンの昨日、街に出ると小さな魔法使い、かぼちゃ、骸骨たちがキャンディをねだって歩いているのを見かけた。 


その度にエマ(8歳)が、 

「ね~ね~、私もあれやりた~い!」 

「ね~ね~、なんでうちはハロウィンやんないのぉ?」 

「ね~ね~、キャンディほしい!」 

とうるさい。 


そんな様子をまるで見ていたかのように携帯が鳴り、「ねぇ、ハロウィンだからさ、今夜おいでよ!」とドゥニーズの元気な声が街に響いた。振り返ってみんなにその旨伝えると、「行きたい!行きたい!ねぇ、パパいいでしょう?」とエマはもはや興奮状態で目がランランと光っている。中学生になったマリオンは「私はまぁどっちでもいいよ。」と大人びた顔をして応える。フィパパは「どうせ僕は夜勤で居ないんだから、3人でお邪魔すれば?」 


夕方家へ戻るなりエマが、 

「ね~ね~、魔法使いの仮面作りたい!」 

「ね~ね~、お鼻が難しいから、手伝ってくれるでしょう?」 

とうるさい。 

見ると、もう黒い骸骨の衣装を着てる! 

「エマ、これはもう小さくてだめなんだからぁ。」と脱がすと、 

「ね~ね~、じゃ何に変装しようか、どうする?どうする?」 

と、なにしろうるさい。 


そこで、「もう、仕方ないなぁ・・・」ともったいぶって腰を上げ、がさごそと収納庫から私が取り出したのが「猫」と書いた箱。そして、ぴったりとくっついて見ているエマにじゃじゃ~ん!と開けて見せたのが、2年前に私が作った猫の仮面、しっぽ、手の3点セットなのだ!エマの口から出た「おおおっ~」という感嘆のため息を聞き、大満足の私。ひひひ。 



というわけで、写真のエマ猫。グラモン家でもしっぽを振ってはしゃぎ回り、絶好調でしたがな。夜中近く、やっと彼女の充電池は切れ、帰宅するなり猫衣装を脱ぎ捨て、歯磨きをしながら目は半ば閉じ、ベットに入るなりぐうぐうと寝ていた・・・笑える。うるさいけど可愛い可愛いエマ猫なのであった。 



煤猫はと言えば、新しいエリザベスウエアがすでにぼろぼろになりつつあります。

すす「はい?何か?」


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