花巻台温泉やまゆりの宿だらだら記その2

昨年同様、私たちは今年もイヴの朝を温泉でだらだらと迎えました。「花巻台温泉やまゆりの宿だらだら記」の続きを綴ってみたいと思います。

2日目の朝、温泉、朝食、温泉（大浴場）の後、居心地の良いやまゆりの宿から仕方なく、二人でのっそりと外に出ました。お掃除が入るため、やむを得ず部屋を離れなくてはならなかったからです。

隣のお蕎麦やさんでお昼ご飯を食べてすぐに戻るつもりでしたが、あいにく定休日でありました。二人ともがっかりして、少し不機嫌に。口数も少なく周辺を少し歩いてみましたが、見事に何もないんですね、台温泉って！坂を上がって行くと、閉じてしまった民宿がいくつもあり、実はとても寂しい温泉街であることを知りました。

こちらの歴史を感じるお宿はまだ営業しているようでしたが、冬はちょっと寒そうですね。

さて、気を取り直して、お蕎麦を求めて車で花巻温泉まで。専門店を探すも見つからず、不本意ながらホテル花巻の最上階レストランに落ち着きました。それにしても人が少ないと驚くと、フィリップが「イヴにこんなところで蕎麦を食べる物好きはね、僕らぐらいなものなんだよ、マシェリ」と笑いました。確かにそうかもしれません。

美しい神社の前を通りがかったものの、坂を上がって行く気力がなくて。

そうして一時間ちょっとしてから、嬉々としてお宿に戻り、また温泉。その後、楽しみにしていた「ロミロミハワイアンセラピー」で全身と頭をほぐして頂いて、二人ともへろへろになりました。ハワイ・カウアイ島に伝わる古代ハワイ式のオイルトリートメント・・・病みつきになりそうです。

やまゆりの宿HPより

ローズマリーの香りに包まれて部屋に戻り、しばし余韻に浸ってからまた温泉。そうこうしているうちにあっという間に夕食の時間となり、たらふく頂いてからシャンパンで乾杯して、改めてイヴを祝ったのでありました。

イヴの晩にはトランプでBataille（バタイユ）を。頭を使わず戦うゲームでフィリップに大勝です。前日の人生ゲームの雪辱を果たし、高笑いしたのでした。（つづく）

帰宅してからもだらだらモードが全く抜けない、土曜日の朝であります。

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