2014年2月19日水曜日

雛人形

今日、雛人形を飾りました。大昔に母の友人が木目込みで作ってくださったたち雛で、とても愛着があり、ずっと大事にしています。10年前にフランスへ一緒に渡り、そして去年、日本へ一緒に無事帰って来ました。


実家で母が、向かって右にお内裏様、左にお雛様を飾る習慣だったので、私も自然とそうしています。一年ぶりに突然箱から出された雛人形は、窓からの日本の雪景色に驚いているかもしれません。

ノルマンディで暮らしていた頃、和紙や着物の端切れなどを使って、額やランプなどを作って楽しんでいました。このブログのこちらで、いくつかご紹介しています。この雛人形をモデルに、和紙を使って「お雛様」の額を作ったことがあります。何度か背景を変えて、最終的にはこういう風に落ち着きました。


一番最初に作ったのは2007年の2月のことでした。背景は白い和紙にしていました。フィリップの娘のマリオンとエマに、日本の文化を少しでも伝えることができたらと思い、雛人形と一緒にこの額を飾ったものです。

額に合わせて、お茶目な彼女たちをからかい半分に作った詩がこちらです。「お」「ひ」「な」「さ」「ま」で始まるように単語を選びました。

Allons décorer Ohinasama pour nos filles qui sont 
O béissantes quand elles sont chez papa,
Hi larantes quand elles sont sérieuses,
Na crées quand elles ne parlent pas,
Sa ges quand le Noël s'approche et
Ma lheureuses après les vacances.

お雛様を飾りましょう!
パパのお家では従順で、
真面目な時がなんとも滑稽で、
喋らなければ真珠の様で、
クリスマスが近づくと良い子になり、
バカンスが終わるとたちまち不幸になるお嬢たちのために。

 
当時、まだマリオンが11歳、エマが8歳でした。今とはまた違った可愛さがありました。
 
この額は、去年引越大処分セールをした折に、友人のアランが気に入って買ってくれました。孫娘たちのカミーユ、ルシル、マノン、ロマンのために選んでくれたそうです。賑やかな女の子たちに囲まれて、「お雛様」の額もきっと喜んでいると思います。
 
 

7年前のマリオンとエマの写真を見て、当時の彼女たちの言動をいろいろと思い出しました。全てを見守って来てくれた雛人形の傍らでくすくすと思い出し笑いをする、水曜日の午後であります。
 
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