2015年2月9日月曜日

お座敷えんぶり~国登録有形文化財田中家にて(前編)

土曜日は国登録有形文化財田中家のお座敷えんぶりにお招き頂き、青森県南部地方を中心に行われる歴史的な伝統行事をすぐ間近で観賞する機会に恵まれました。

福地村福田上えんぶり組のみなさんが到着するまでのひととき、田中家の充子さんとお兄さんのひろしさんに、田中家と福田上えんぶり組との歴史を中心に、様々なお話を聞かせて頂きました。フィリップも大変興味深く耳を傾けながら、熱心に写真を撮っていました。

こちらは、田中家が明治時代から約130年間、代々守っていらっしゃるえんぶりの烏帽子だそうです。土ならし、田植え、収穫などに当時欠かせなかった馬の頭を象った烏帽子は、少し色が褪せてしまったもののとても華やかで存在感がありました。


朝市珈琲で御馴染みの佐々木良市さんが、これらの烏帽子に描かれた絵柄はひとつずつ違うことを教えて下さいました。


田中家特注の幕も見事でした。ひろしさんによると、日本橋、松など、えんぶりの口上に登場するものが表現されているそうです。かつてはこの幕の後ろが舞台裏となり、お披露目をする人たちが着替えたり、準備をしたりしたそうです。


さて、一足先に、祝福芸を披露してくれる子供たちが到着しました。


遠くからお囃子が聞こえ、段々近くなって来て、みなさんと共に玄関脇にて到着をお待ちしました。いよいよ、福地村福田上えんぶり組のみなさんの登場です。



太夫と呼ばれる踊り手たちが、お囃子に合わせて烏帽子を被った頭を激しく振る様子に胸が高鳴りました。えんぶり組のみなさんが玄関からお入りになり、いよいよ田中家お座敷えんぶりが始まりました。



よく見ると子供たちの中に、芽生ちゃんが!AG フランス語会話教室(大人グループ水曜日13時より) の生徒さんの康さんのお孫さんです。先月初めて芽生ちゃんに会った時のことを、このブログの「フランス人って、初めて見た!~8歳の芽生ちゃん」でご紹介させて頂いております。
芽生ちゃんをはじめ、一心不乱に踊っている子供たちのお披露目に心を揺さぶられました。(続きは明日の後編にて。)

 
芽生ちゃんの可愛い笑顔に癒される、月曜日の朝であります。
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