ソムリエの千佳さんが提案して下さったいくつかのワインの中から、「BIOのちょっと変わった色の面白いワイン」を選び、ゆっくりと楽しみながら、素敵なバレンタインの晩を過ごすことができました。
こちらでも書いた様に、八戸市では現在、八戸ハマリレーションプロジェクトさん主催の「八戸ブイヤベースフェスタ2014」が開催されています。そのガイドブックに掲載されていた、13の参加店舗の13種類のブイヤベースの写真だけを以前フィリップに見せて、「一番食べてみたいのは?」と訊いてみたことがあります。店舗の名前を知らずに、写真だけを見比べて彼が指差したのがPour Toi(プルトワ)さんのブイヤベースでした。今回はもちろん、そのブイヤベースのコースを選ばせて頂きましたよ!
まずは前菜の盛り合わせです。オムレツ、ハモン、サーモン、茸のカレー風味など、どれも美味しかったのですが、一番惹かれたのが中央のカボチャです。バルサミコで味付けというアイディアが斬新です。
次に、新鮮なサラダを頂きました。
そしていよいよ、おまちかねのブイヤベースが、お鍋でどーんと登場しました。
鱈、鱈のキク、鯛、蛸、エイ、ホッキ、浅利、イカ、帆立、海老、ジャガイモなど、たくさんの具が入っていました。シェフの修司さんが、これらの具のリストをフランス語で書いて下さっていました。
そのメモの「エイ」に当たる単語を見てフィリップが首を傾げると、千佳さんがエイが泳ぐまねや、姿かたちをジェスチャーでして下さいました。とても可愛かったです。
それから、食材名を使って、フィリップの即席フランス語会話レッスンが始まりましたよ。千佳さんはお仕事柄フランス語に縁があるので、勉強したいと考えていらっしゃるそうです。難しいRの発音を上手になさっていました。
さて、ブイヤベースですが、まずスープを頂きました。新鮮な魚介類が凝縮された味わい深いスープで、フィリップと二人でうっとりとしました。フィリップは「目を閉じてごらん。ほら、僕らはフランスに居る。」とつぶやいていました。スープの後は具をすくって、夢中で頂きました。
全部平らげて、鍋の底にスープがほんの少し残っているだけとなりましたが、Pour Toi(プルトワ)さんのブイヤベースの魅力はまだ続きます。Pour Toi(プルトワ)流「2度美味しい食べ方」だそうです。
魚介類を味わった後のスープに、ちぎったパンをひたして卵を入れ、チーズをふりかけ、黒胡椒をたっぷり・・・特製スープdeパン~Pour Toi(プルトワ)流パンがゆだそうです。おなかがいっぱいだったのですが、これもとても美味しく頂きました。
新作デザートも頂いて、おなかがはち切れそうになりました。
そして最後に、千佳さんからフィリップにバレンタインのプレゼントを頂きました。ハート型の山羊のチーズです!
他のお客様との嬉しい出会いもありました。最高のブイヤベースを堪能しただけでなく、ソムリエの千佳さんとシェフの修司さんご夫婦の暖かいおもてなしに感激した、心温まるバレンタインの晩でありました。しんしんと降り続く雪を眺めながら、ゆらゆらとエイの泳ぎをまねてみる、土曜日の朝であります。
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