2014年2月2日日曜日

父の7回忌に

今日2月2日は父の命日です。早いもので今年は6年目の祥月命日、七回忌にあたります。

父の訃報は2008年に、ノルマンディの自宅で受け取りました。病床にあったので、近いうちにそういう日がやって来るだろうと覚悟はしていたものの、突然の知らせにうろたえました。それでも即座に、パリまでの列車や帰国便の手配、荷作りなどをちゃっちゃと済ませ、心配そうに見送るフィリップとマリオン、エマに笑顔で手を振って出発しました。ところがサン・ラザール駅に降り立ち、シャルル・ド・ゴール空港行きのシャトルのバス停へ向かう途中で訳がわからなくなり、気づけばオペラ座の周辺をぐるぐると何度も歩き回っていました。人混みの中で立ち止まって、大きく深呼吸をして、母が待っているのだからしっかりしなくてはと自分に言い聞かせ、なんとか無事シャトルバスに乗り、空港へたどり着くことができました。機内でも随分緊張していたようで、成田に到着するなり具合が悪くなり、成田のホテルで一泊してから三沢へ向かいました。思い出すだけで胃がきりきりと悲鳴を上げてしまいます。ちょっと情けないですね。

さて、命日と言っても今年も特別なことはしませんでした。フィリップと三沢市の実家へ顔を出し、父にお線香を上げ、母とお紅茶を飲みながらお喋りをして帰って来ました。


クグロフやタルトなどを、根上のパティスリー Le Plaisir(ル・プレジール)さんで買って行きました。週末だけ焼いていらっしゃるパンがとても美味しいのですが、特にクグロフが母のお気に入りなのです。売り切れてしまっていては大変なので、昨日のうちに予約をさせて頂きました。父には栗のタルトをひとつお供えして来ました。

父はとても愛妻家でした。自分や子供よりも、まず妻の幸せを第一に願うような人でした。今日も空から私たちを暖かく見守ってくれ、母の笑い声を聞いて喜んでいたのではないかと思います。

先月、東京に住む兄が母の誕生日の前祝いに来た際、家の中のこまごまとしたことをやってくれたそうです。母が以前コレクションしていたスプーンも綺麗にしてくれたと聞いていたので、どれどれと久しぶりにじっくりと見て来ました。




仕事で海外へ行くことの多い兄からのお土産が大半を占めるのですが、私からのものも何本かあります。懐かしく眺めて来ました。

そんなわけで、今日はブログ更新がすっかり遅くなってしまいました。「今日はありがとう。今度はタルトじゃなくてウィスキーにしてくれや。」と不満を言う父の声が聞こえてきそうな、日曜日の晩であります。

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2 件のコメント:

  1. 2008ってうちと同じですよ。 2月まで同じ。 うちのオヤジは2.26に亡くなりました。
    その法事があるので今月後半には船橋に行っております。

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  2. コキアさん、そうですか、奇遇ですなぁ!
    法事に帰省、大変ですね。何かとお忙しそうですが、お互い流行のインフルエンザやのノロにやられないよう気をつけませう。

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