フランスの諺について、以前このブログでは動物編、生物編、愛編、そして国民性が良く表れているものについてご紹介したことがあります。今日は、身体の部位が登場するフランスの諺についていくつか書いてみたいと思います。
「目から遠くに、心から遠くに。」
愛する人が目の前から居なくなり会えなくなると、愛情が薄れて行ってしまうという意味です。この諺で、フランス映画「シェルブールの雨傘」を思い出しました。自動車整備工の恋人が兵役を務めることになり、離れ離れとなってしまい、だんだんと手紙が途絶えがちとなり、しまいには宝石商に見初められて結婚してしまう「シェルブールの雨傘店」の美しい娘役がカトリーヌ・ドヌーヴでした。
ちなみに、私たちの暮らしていた隣町のシェルブール市には、この映画にちなんでできた雨傘の店があります。
Oeil pour œil, dent pour dent.
「目には目で、歯には歯で。」
こちらも目が登場します。単数だと"un œil" (アンヌイユ)、複数になると"des yeux" (デジュ)となるのが目という単語のちょっとややこしいところです。この諺はハンムラビ法典に記述されているそうです。この法典の碑をルーヴル美術館で見かけたような記憶があります。
この諺は時折「目には目を、歯には歯を。」という訳と共に、目をやられたら相手の目を、歯を折られたら相手の歯をと、復習を煽り立てるように解釈されることがありますが、本来の意味は違うそうです。被害者が受けた害と同等の害を加害者にも与えるという同害報復の言葉だそうで、際限のない復習に歯止めをかける意図なのだそうです。
この諺は時折「目には目を、歯には歯を。」という訳と共に、目をやられたら相手の目を、歯を折られたら相手の歯をと、復習を煽り立てるように解釈されることがありますが、本来の意味は違うそうです。被害者が受けた害と同等の害を加害者にも与えるという同害報復の言葉だそうで、際限のない復習に歯止めをかける意図なのだそうです。
「空腹は耳を持たない。」
おなかが空いている人に向かって、何を言ってても無駄であるという意味です。確かにそうですね。私の場合は特にそうかもしれません。まさに今、そろそろそんな時間帯です。
また近いうちに、今度は身体の部位を用いた面白い表現についても書いてみたいと思う、木曜日の夕方であります。
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