あっという間に9月も半ばですね。おかげさまで今月も、TSUTAYA八戸ニュータウン店 Vida Caféさんで、Douce France(ドゥース・フランス)フランス語講座を開講中です。
昨日は午前中にグループレッスンがひとクラス、午後は個人レッスンが3クラスありました。私たちは、多くの語学スクールのように、お決まりの既成テキストのページをめくっていくという手段は選ばず、独自の教材を作っております。生徒さんたちのレベルや要望、学び方は人それぞれです。レッスンでの生徒さんたちの進み具合を見ながら、次回のプリントを準備します。
特に中級から上級クラス個人レッスンのためには、A4で15~20行ほどのストーリーを作っているのですが、これが生徒さんたちに好評でとても嬉しいです。フィリップが何度か読むのを聞き取って、そのストーリーに関するいくつかの質問に答えて頂きます。
ストーリーは「ヴァンサン」「フランソワーズ」「二コラ」「ケヴィン」「ねこ」「シャルル」「シルヴィ」「マルセル」「ジャンポール」「和男」「ベートーベン」など、それぞれ、主人公たちが、自分や生活について語ります。一見ばらばらに思える彼らが、実はどこかでつながっているという設定です。
例えば、パリの日本企業で働いている不器用で繊細なヴァンサンの飼い猫の名が「ねこ」で、
ヴァンサンの与える安物のミルクに不満な「ねこ」の散歩道にはケヴィンのブランジュリーがあり、
そこでは母親とのぎくしゃくとした関係に悩む、ヴァンサンの恋人シルヴィが店員として働いており、
パンを焼くことが好きでたまらない素朴なケヴィンは密かにシルヴィのことが気になっており・・・
などなど。
昨日の吏絵さんとの個人上級レッスンでは、パリで小さなスーパーマーケットを営んでいる「和男」のストーリーを聞き取って頂きました。吏絵さんは、フィリップがいつものスピードで2回読むだけで、ほとんどの内容が頭に入ってしまいます。聞きながら要点やわからない単語を時々メモするだけで、質問にもすらすらと答えることができ、その記憶力の良さには毎回驚かされます。
聞き取りの後には、名詞、動詞、形容詞、所有形容詞などが混ざった単語カードを無作為に選んで、一つの文章を作る練習をして頂きました。
上級の吏絵さんには最初は5枚。選んでしまったカードを見て難しいと嘆きながらも、自分で補語をいろいろ付け足して、上手に文章を作ってくれました。情け容赦のないフィリップが、にんまりとしながら「じゃ、今度は6枚で」。3人でそれぞれ文章を作り合ってその出来の感想を言い合ったりして楽しみました。吏絵さんにも「とても勉強になる!」と喜んで頂けて良かったです。
さて、次のストーリーは・・・と架空の人物たちとお喋りを始める、水曜日の朝であります。
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