昨日はフランスのBac(バック)結果発表の日でした。Bacとは、正式には"Baccalauréat"(バカロレア)と呼ばれている大学入学国家試験のことです。
シェルブールに住むフィリップの次女エマの結果を待って、数日前からなんだかそわそわとしていました。昨夕6時の発表と同時に、フィリップがネット上の合格者リストに愛娘の名前を見つけ、二人で大喜びしました。今年の合格率はほぼ80%だったそうです。
ほどなくしてエマからも「受かったよ!」というメッセージが届いたので、FaceTime を使って、二人で本人の顔を見ながらお祝いを伝えました。合格の嬉しさと開放感に満ちて、エマの瞳は一層きらきらと輝いていましたよ。
自由奔放で勉強嫌いのエマは、小学生の時から成績がぎりぎりで、先生たちにはいつも「集中力に欠ける」「実力を発揮していない」などと指摘されていたものです。同じ姉妹でも、まじめで成績の良い姉のマリオンとは全く違います。継母としては、「いつになったらエンジンがかかるのかしら」と、半ば面白がりながら傍観していたのですが、一年ほど前から自然とやる気が出て勉強していました。特に今期はひとりで良くがんばって、かなり良い成績を収め、本人が「やれば結果が伴う」という喜びを実感できたようなので嬉しく思っていました。
個人レッスン受講中の幸子さんが先週くださったお庭の薔薇
Bacもたぶん受かるだろうと思い、あまり心配はしていなかったのですが、"Assez bien" (アッセ・ビアン:可)という成績評価付きの合格だったので、大したものと感心しました。
さて、そんなわけで絶好調のエマ。今後は、大学に進学し、なんと法律を勉強するそうです。彼女のイメージと法律はかけ離れていて、なんとも奇妙な選択に思えますが、本人の決めた道なので仕方がありません。見守って応援するしかなかろうとにやける、水曜日の昼下がりであります。
ご愛読ありがとうございます。ぽちっと応援よろしくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿