2013年10月25日金曜日

ジャガイモ

昨日のNさんのフランス語個人レッスン中に、ジャガイモの話が出ました。ジャガイモのことをフランス語では"pomme de terre" (ポム・ド・テール)と言います。口語では短く、"patate"(パタット)と呼んだりもします。この"patate"(パタット)の方は「間抜け」というような意味もあるので、フィリップがNさんに「フランスで、誰かを指して『パタット』とは言わないように。」と囁きました。変なアドバイスをするので、Nさんと笑ってしまいました。

さて、こちらは2009年のデータではありますが、フランスのどの地方でジャガイモをたくさん生産しているかを知ることができます。茶色が濃くなる程、生産量が多いことを示しています。

1960年代頃から比べれば、フランスでの消費量は減っているようですが、ジャガイモはフランス人の日常の食卓には欠かせない野菜です。いろいろな品種があります。市場や八百屋さんで買うときには、「ジャガイモをください。」ではなく、それぞれのジャガイモの名前でお願いします。

ここで、いくつかのフランス原産ジャガイモの品種をご紹介してみましょう。

アマンディンヌ。収穫までの生産期間が70日から90日で、他のジャガイモに比べると短いそうです。蒸したり、サラダにして食べるのに適しているようです。
 

シャルロット。保存が利き、どんな調理法にも適している人気者です。


ポンパドール。ノルマンディで通っていた八百屋さんにこのポンパドールが入ると、飛びついて買っていました。少し割高ですが、味わい深くて実に美味しいジャガイモです。


ラット。1872年頃からその存在が確認されている伝統的なジャガイモだそうです。その美味しさで、近年の品質改良種には負けません。


シェリー。皮の色がちょっとサツマイモのようです。煮崩れしにくいのだそうです。なぜか我が家にはあまり登場しませんでした。


ヴィトロット。生だと黒っぽいのですが、火を通すと鮮やかな紫色になります。このジャガイモで作ったチップスはとても綺麗で、ちょっとお洒落な感じがします。


日本のジャガイモとはちょっと様子の違う、フランス原産のジャガイモのほんの一部を見て頂きました。まだまだある様ですが、今回はこの辺でおしまいにします。

今夜は、Douce Franceで「ワインと料理のマリアージュ講習会」の第一回目が開催される予定です。フィリップのメイン料理一皿を味わいながら、赤、白2種類のワインの味比べをして頂く会です。ワインとお料理を通し、日仏交流の楽しい晩となりますようにと願う、金曜日のお昼であります。
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