30年間ほども続いているというこの旅館は、かつては外国人のお客様専用でしたが、東日本大震災以降、日本人の方たちにも泊まってもらえるようになさったそうです。外国人では特に欧州からの旅行者が多く、大抵日本語が少しはできる方たちばかりなので、外国語が全くわからなくても意思の疎通ができるのだとか。海外から毎年やって来る人たちも多いと聞き、気さくで陽気なマダムのお人柄ゆえではないかと思いました。旅館内には、世界中から集まるお客様たちからの、さまざまなお土産品が所狭しと並んでいました。
また、特に親しみを感じたのが、旅館内をさりげなく飾っているステンドグラス。あまり気づく人は居ないそうで、マダムは私が質問すると喜んで、いろいろと説明してくださいました。
こちらは、作家物の窓。ある邸宅が取り壊しになる前に、譲って頂いたものだそうです。
玄関扉の上部には、友人に宮沢賢治のイメージで作ってもらったという飾り窓。
そして、こちらは別の友人の方がプレゼントしてくれたというティファニーランプ。私も同じ牡丹のモチーフの、これよりふた回りほど大きなランプを作り今でも大事に持っているので、妹を見つけたような気持ちで嬉しくなりました。
気になっていた併設の食堂での、2日間の朝食はと言えば・・・
素朴ながらとても美味しくて、フィリップも喜んで平らげていました。
真新しくおしゃれなホテルや有名老舗旅館は最高だけれど、温かみの感じられるこんな小さなお宿もいいものだと、新たな発見でありました。
熊ヶ井旅館
盛岡市大沢川原3-2-6
TEL 019-651-3020
よたよたとついて歩き、何か言いたそうにこちらを見上げるマダムの愛犬の顔を思い出してにやける、月曜日の朝であります。
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